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肝臓病にならないために

      2015/11/24

肝臓病にならないために

肝臓病にならないための予防策をまとめて考えてみましょう。肝臓病にならないための方策は、原因別に考える必要があります。ウイルス性肝炎、脂肪肝、アルコール性肝障害、薬剤性肝障害の順番でまとめていきましょう。

感染ルートをよく知る

まず、一番多いウイルス性肝炎にならないためにはどうしたよいでしょうか? ウイルス性肝炎の感染経路は二つあります。一つは、水や食べ物を介して感染する経口感染経路です。もう一つは、血液を介して感染する血液感染ルートです。両者は感染経路が異なりますので、予防法も自ずと異なります。
経口感染するA型肝炎ウイルスとE型肝炎ウイルスは、おもに水と生ものから感染します。
A型のウイルスはもともと、汚染された生水(おもに井戸水)を介して集団感染することが知られていました。最近よく見かけるA型肝炎は、貝類、とくに生ガキなどを食べた後に発症するケースです。一方、E型肝炎ウイルスは、野生動物やブタなどに住み着いていることが多いようです。日本では、そうした動物の生肉や、調理が十分でない生焼けの肉を食べたときに発症することがわかってきています。E型のウイルスは東南アジアではごくありふれたウイルスで、生ものや水で集団感染を起こすことが知られています。現在の日本では、東南アジアの国から冷凍食品を輸入することが多くなっており、それらの食品から感染することもあります。
このように経口感染するA型とE型の肝炎ウイルスに対する予防法は、次の二つです。
・生ものは食べない(十分に加熱されたものを食べる)
・生水を決して飲まない(海外に出かけたときは要注意)
ただ、そうは言っても、食欲には勝てないのが人間です。とくに、生ガキのおいしさと言ったら……。冷たい日本酒と一緒に食べる快感は捨てがたいものです。
食欲に勝てそうにない人は、ワクチンを接種しておきましょう。A型肝炎に関してはワクチンができており実用化されています。とくに、東南アジアなどのA型肝炎多発地域に仕事で出かけたりする方はぜひ接種されることをお勤めします。一ヵ月間隔で二回の接種、さらに半年後に三回目の接種が必要なため早くから準備が必要ですが、効果は確実です。ただし、生ガキには、ビブリオやノロウイルスなどによる腸炎の危険もあります。それらの感染はA型ワクチンの接種では防げません。また、残念ながらE型肝炎のワクチンはありません。対処する方法は、肉類を食べるときは十分に加熱することです。加熱した肉は安全です。
一方、B型肝炎とC型肝炎は、おもに血液を介して感染します。血液は体の中で、栄養分を運んだり、酸素を運んだりする一方、肝炎ウイルスに感染した人の血液の中にはウイルスも一緒に流れています。感染症という観点からみると、血液中を流れるウイルスはとても危険です。
現在のように検査体制が確立する前には、輸血や血液製剤によってB型肝炎やC型肝炎のウイルスに感染してしまうことがありました。現在は、覚せい剤や麻薬などの注射器を使い回しすることによる感染が問題になっています。
B型やC型の肝炎ウイルスに感染している人は、他人が自分の血液に触れると感染させてしまう可能性があります。そこで、小さな切り傷や鼻血などの処置は自分ですることが肝心です。
B型もC型も、日常生活で普通に暮らしている分にはまったく感染の危険はありません。ただ、ひげそり用のカミソリや歯ブラシなど、ごく少量でも出血の可能性があるものは共用しないことを必ず守ってほしいと思います。
よく患者さんから質問されるのですが、食器を共用したり、洗濯を同じにしたりすることはまったく問題がありません。患者さんの血液に直接触れることがなければ感染は成り立ちません。出血をしたとき以外はまったく神経質になる必要はありません。

ワクチンを接種する

B型肝炎とC型肝炎は性感染症としての問題があります。とくにB型肝炎は感染力が強いため、注意が必要です。もし結婚したカップルの丁万がB型肝炎ウイルスのキャリアーの場合、一年後には、パートナーのほとんどは感染してHBs抗体ができます。ただし、感染した人全員が肝炎を発症するわけではなく、ほとんどは不顕性感染で症状もなく、いつの間にか抗体ができているというパターンがほとんどです。一度抗体ができれば二度と感染することはないので心配はいりません。
とはいえ、もし自分がキャリアーだとわかった場合は、感染予防のため、パートナーとなる人には前もってB型肝炎ウイルスに対するワクチンを接種するよう、話しておくことをお勤めします。このワクチンも安全です。これも1カ月おきに二回注射をして、半年後に三回目を打ちます。これで90%以上の人に抗体ができ、B型肝炎にかからなくなります。もし家族の中にB型肝炎の患者さんがいた場合は、費用は自己負担で大変ですが、万一のことを考えて家族全員でワクチンを打っておくのが安全です。ワクチンが必要でないこともあるので、一度主治医に相談することをお勤めします。
家族や結婚相手以外の方の場合は問題です。日本古来の遺伝子型のB型肝炎ウイルスは、運が悪くても急性肝炎だけで済んでしまうので心配はなかったのですが、最近は、「外来種」の遺伝子型のB型肝炎ウイルスも日本に入ってきており、慢性化することがあるので厄介です。
B型肝炎を予防するには、怪しげな人とはセックスしないに限ります。どうしてもというときは、必ずコンドームを使うことです。C型肝炎ウイルスは感染力が弱く、セックスを介してうつることはほとんどありません。完璧を期すならコンドームを使えば問題ありません。
アメリカやヨーロッパのレストラン、ホテルのトイレに行くと、コンドームの自動販売機が置いてあることがしばしばあります。その目的は肝炎ウイルスでなくエイズウイルスの感染予防なのでしょうが、飲料水の自動販売機はとんと目につかないのにと感心させられます。

歩きと和食のすすめ

健診をすると3割くらいの人が、脂肪肝と診断される時代です。その中の多くの人がメタボリック症候群を合併していると言われています。つまり、脂肪肝にならないためには、メタボリック症候群対策をするに限るのです。
基本は、運動療法と食事療法です。とはいえ、「明日からジョギングをしなさい」「ジムに行きなさい」と言われても、なかなか実行できるものではありません。日常すぐに実行できそうなことは、歩くことでしょう。人間は歩かないことには生活が成り立ちません。ところが、クルマ社会になったせいか、日頃歩かない人が増えています。かく言う私自身も大学への通勤はクルマで、とくに今のように原稿書きを集中しておこなっているときは、一日に1000歩くらいしか歩かない日もあります。これはいけません。
脂肪肝、メタボと言われた人は、一日に最低一万歩は歩きましょう。普通の大人が普通の速度で歩いた場合、約一時間で一万歩になります。平日は仕事が忙しくて歩く時間がない人は、週末に歩きだめをしてもよいでしょう。継続させるコツは、簡単な記録をつけることです。細かく記録する必要はありません。どれくらい歩いて、体重は何キロになったかでよいでしょう。
記録をつけるという目的ができると、運動も続けられるようになることが多いものです。一日一万歩が実行できると、半年後には体重を五%ほど減らせます。これだけ減ると、たいていの脂肪肝やメタボリック症候群の異常値が正常に戻ってきます。
もう一つは食事療法です。古の昔から、「満腹になるまで食べてはいけない」「腹八分目」などと言います。まったくその通りで、量的な問題を言えば、現代の日本人はカロリー摂取が多すぎる傾向にあります。といって、食事量をいきなり半分に減らすと、体にかなりの無理がか
かります。そこで私は、患者さんには、「食事が偏ってなければ、いま食べている量の七割くらいにしてください」と話しています。野菜を多くとり、油もの、揚げ物は減らした方がよいのはもちろんです。食事内容の基本は、やはり和食がよさそうです。ただ、あまり厳しく制限すると、先が続きません。そこで、たまに「緩める日」を作って、油ものや甘いものも食べてもよいでしょう。まずは無理なく続けること。「継続は力なり」です。

禁酒はみんなで協力して

禁酒。これは一番簡単で、一番困難な予防法です。一般にアルコール性肝障害は、アルコールの過剰摂取が原因で起こる病気です。日本酒換算で三合を毎日飲み続けると五年で発症し、10年で肝硬変まで進行していく可能性が高くなります。女性は男性と比較してアルコールの分解能が低いため、三分の二の量で発症すると言われています。近年のアルコール消費量の増加に伴い、アルコール性肝障害は特殊な病気ではなくなってきています。
では、アルコール性肝障害にならないためにはどうしたらよいのでしょうか? 当たり前のことですが、お酒を飲まなければよいのです。しかし、精神論だけで禁酒はできません。アルコールの持つ依存性の問題が、禁酒を難しくしています。こういう場合は、精神科の先生の出番になります。時には患者さんのアルコール依存の背景を尋ね、解析し、禁酒へと導いてくれます。必要に応じて薬剤を投与することもありますし、入院が必要なときもあります。
大事なことは、患者さんのまわりの人たちの協力です。家族はもとより、職場、友人の理解が必要です。お酒はいけないとわかっていながらも、一人だと、つい飲んでしまうのです。そこで、各地に「断酒会」という患者さんたちの集まりがあります。周囲の人の協力の上で、そういう集まりに積極的に参加してみるのもよいでしょう。
アルコール性肝硬変で私の外来に通院中の斉藤さんは、何回も禁酒宣言しては、失敗してきた方です。昨年も「先生、今度こそ本気でやめるから入院させてください」と言ってきました。
確かに肝臓はかなり悪いので入院させてもよいのですが、二人で話し合って、消化器内科の病棟ではなく、精神科に入院していただくことにしました。といって、斉藤さんは精神的に病んでいるわけではありません。開放病棟に入って、カウンセリングを受けたり、禁酒による離脱症状を軽減する治療を受けてもらうことにしました。受け持ちの先生は機転を利かせて、「次にお酒を飲んだら閉鎖病棟に入れますよ」と話しました。斉藤さんは考えこんで、禁酒の続行を固く誓ったのでした。禁酒を1カ月も続けていると、肝機能も改善し、体調も良くなり、食も進むようになって、みるみる元気になってきます。2カ月ほどの入院で、見違えるようにな
った斉藤さんは、身も心も良くなって職場復帰しました。もちろん、陰で支えた奥様の活躍は言うまでもありません。いまは定期的に通院をしつつ、断酒会の会合にも出ておられます。退院から一年ほど経ちますが、このまま禁酒が続くことを祈っています。

薬のリスクを知る

人間は有史以来、病気に対して様々な薬を見つけ出しては使用してきました。現在では、西洋薬もあれば、漢方もあります。薬品ではありませんが、各種のサプリメントなども体力増強、病気予防や美容のためなどに使われています。
薬は、基本的にたくさんある薬効の一番有効なところを利用して、対応する病気を治すものです。もっとも欲しい効果を主作用と言います。ただ、残念ながら、主作用だけの薬というのは世の中に存在しません。主作用以外の作用が出てきて、体に悪さをすることを副作用と言います。薬の副作用が肝臓に出るのが薬剤性肝障害です。ですから、私たち医師も処方をするときには、副作用のことを常に気にします。病院で使われる薬は、基本的に厚生労働省により様々な点から安全性を検討され使用を許可されたものです。副作用が許容範囲程度以下で、有効性が確実な薬のみ許可されています。それでも体質の問題とか、様々な原因で副作用は起こります。薬は必要最小限のものを、必要最短期間服用するのが原則です。薬局で買える市販薬でも、サプリメントでも同じです。のむ必要のない薬やサプリメントを自分の判断で適当にのむのは禁物です。わざわざ自分から危険に身をさらしているようなものです。薬には必ず「リスク」があることを知って、医師の指示どおりに服用するのが肝要です。

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