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個人輸入代行・通販ビジネスのはじめ方

      2015/08/31

インターネットで商材と仕入先を探そう

「儲かる商材」を見つけ出すには地道なマーケティングが不可欠

       
すべてのニーズに応えられる商材は存在しない

これから副業として個人輸入代行や通販ビジネスをはじめようとする初心者の人にとっては「具体的にはどんな商材を選べばよいのか」、「仕入れ先はどうやって探せばよいのか」といった部分が気になるのではないでしょうか。
 そこで本章では、「商材の選び方」と「仕入れ先の探し方」を忿めた輸入のノウハウについて触れていきたいと思います。

まず、「商材の選び方」です。
 ビジネスを効率よく行うためには、ターゲットを絞ることが欠かせません。なぜならば、すべてのニーズに応えられる商材を用意するのは不可能だからです。
 すべてのニーズに応えるためには、男性、女性、サラリーマン、OL、学生(大学生、専門学校生、高校生)、専業主婦、お年寄りなどすべての人たちをターゲットにした商材を探さなくてはなりません。実際にそれを行っているのは、コンビニエンスストアやスーパーマーケットなどごく限られた業態しかありません。むしろそれは、ビジネスにおいてレアケースだと考えてもよいでしょう。
 もっと言えば、たとえニーズが一致しても、実際に購入してくれるとは限りません。
 たとえば、私のウェブサイトは1日の平均PV(ページビュー)数はおよそ6000です。訪問してくれる大多数は海外ドラマに興味がある人でしょうから、大きな括りで考えるとニーズは一致しているといえるでしょう。しかし、実際に購入してくれるのは多いときで閲覧者全体の1パーセント。ほとんどはそれに届きません。
 「少ない」とお思いでしょうか。
 しかし、1パーセントというのは通販・個人輸入業界では、意外と大きな数字なのです。6000人の1パーセントは60人ですが、60人が1日に購入してくれれば、十分にビジネスとして成り立ちます(PV数は延べの数字で実際の訪問人数とは異なりますが、わかりやすくするため単純計算しました)。要するにこういうことです。

●たとえニーズが一致していても実際に購入する人は100分の1以下が目安
●しかし、それでもビジネスとして十分に成立する

 もちろん1パーセントより数字が伸びる可能性もあります。しかし、決してビジネスのやり方を間違って今の結果になっているわけではありません。特に、ネットショップなどインターネットで販売する場合、閲覧者は実店舗よりも気軽に訪れることができますので、なおさら購入に至らない割合は高い傾向にあります。
 つまり、ターゲットを絞り込むことはビジネスとしてマイナスではないのです。逆に、「買う気持ちが強い」コアなターゲットのみを集められるという意味で、メリットのほうがはるかに大きいといえるでしょう。

興味を持つ分野とターゲットが潜むエリアは表裏一体
 では、ターゲットを絞り込むにはどうすればよいのでしょうか。
 これもやはり、自分が興味を持つ分野を追求するのが近道です。
 興味を持っていると、なぜその分野を好むのか、そしてどこに価値を感じ取るのかが容易に理解できます。その「なぜ」、「どこ」の部分に着目することで、コアなターゲットを絞り込むことが可能です。コアなターゲットの心を掴むことができると言い換えてもよいかもしれません。

また、その分野に詳しくなくても、そのときの等身大の関心を生かすという方法もあります。
 最近私には子どもが生まれたのですが、そのため今までまったく興味がなかったベビー用品に関心を持つようになりました。子どもは日に日に成長していきますので、必要なものがどんどん変わっていきます。
 たとえば入浴です。生まれたばかりのときはベビーバスを使っていたのが、いっしょに風呂に入れるようになると、お風呂グッズがほしくなります。まだ首がすわっていなければ体勢を維持しておけるバスチェアが便利だとか、手元のボタンでシャワーを出したり止めたりできるワンタッチシャワーは片手で操作しなければならないため重宝するだとか、実際に経験することによってさまざまなノウハウが蓄積されていきます。
 こういったグッズを、これから赤ちゃんが生まれるパパママを対象に販売する、というのも立派なターゲットの絞り込みだといえます。
 逆に、ターゲットを先に決めてしまうと商材選びに苦労します。
 たとえば高齢化社会を迎えていることを考えて、お年寄りをターゲットに絞り込んだとしましょう。しかし、いざ商材を探そうとしても何も見つからなかったり、的外れで売れなかったりしたら元も子もありません。
 「ニーズと一致しなければ売れるものも売れない」、これは原則です。ターゲットの絞り込みと商材探しをするときは、必ず忘れないようにしましょう。

利益率の高低を決定するのは「内外価格差」

 ターゲットを絞り込んで商材を決めても、それだけで十分ではありません。購買層の心をくすぐって売ることに成功しても、利益を出せるとは限らないからです。
 たとえば、非常に良い商材があったとしましょう。そのジャンルが好きな人なら、迷わず買いたくなるアイテムです。
 そのアイテムを国内の別の業者は1000円で売っていました。競争して勝つためには値下げする必要があります。そこで、価格を900円に設定しました。100円の差額は購買層にインパクトを与えて、売れ行きも上々でした。
「この話、何かが足りない」と思ったあなたは、輸入ビジネスについてある程度理解しています。疑問を持たずに読み進んでしまった人は、もう一度I章を読み直すことをおすすめします。
 そうです。足りないのは、仕入れ値がいくらかということです。この話の場合、仕入れ値が400円から500円くらいであれば、ビジネスとして「旨み」があります。しかし、700円から800円くらいだったとしたらどうでしょう。もし800円だったら、粗利は100円しか残りません。輸送費などのコストを考えれば、本当に利益が出るかどうか疑問です。
 とはいえ、このやり方でうまくいく方法がないわけではありません。大量に仕入れて大量に売ればよいのです。しかし、たとえば1万個仕入れてすべて売っても、1個あたりの利益が100円しかないのであれば手元に残るのは100万円です。大手スーパーなどの大型店舗ならまだしも、個人でそれをやるのは無理があります。仕入れのための資金を用意することも(仕入れ値800円の商品を1万個仕入れたら800万円です)、発送作業を行うのも非常に困難でしょう。
 仮に可能だとしても、天資本の小売店がその商品に参入し、大胆な値引きをしてきたらどうなるでしょうか。価格競争をしても、資本が違うのですから勝ち目はありません。つまり薄利多売になることが明白な商品(単価が低い商品に起こりやすいことです)は、個人で輸入ビジネスを行う場合、避けたほうが無難なのです。

。大切なのは、海外との内外価格差を意識することです。なかでも、「海外では
安いのに、日本では高く売られている」商品を選ぷのがベストです。その価格差が利益
率の高低を決定するといっても過言ではないのです。

内外価格差のチェックを習慣にせよ

 内外価格差はなぜ生じるのでしょうか。
 基本的に、同じ商品でも海外と日本では価格が違うからです。それを生み出している要因のひとつは、為替レート(外国為替相場)です。
 この事実を、逆説的に考えましょう。つまり「海外の商品は、日本よりも海外で買うほうが安い」という考え方です。乱暴かつ一方的な考え方ですが、実際に価格を比べてみればあながち外れていないことが理解してもらえると思います。
 たとえば、一時期大流行したビリーズブートキャンプ(ビリー・フランタスが考案した短期集中型エクササイズブログラムを収録した映像ソフト)。日本語版を販売している正規代理店では1万4700円の価格が付けられています。
 それが、アメリカではいくらだと思いますか?
 ビリー・フランクスの公式サイトから購入できますが、その価格は39ドル95セント(2009年8月現在)。1ドル95円として、およそ3795円ですから、その匝格差はなんと1万1000円もあります。字幕など、日本語版とLてのメリットが付け加えられているとはいえ、その差額の大きさには驚かされます、
 これは決して極端な例ではありません。一世を風靡した商品でさえ(だからこそ、という側面もありますが)これだけの価格差が生じているのが現実です。
 ですから、気になったり欲しくなったりした商品があったら、まずは海外での値段を調べてみましょう。雑誌やテレビ、インターネットを見ていて気になったときで十分です。特に、テレビの通販番組は要チェックポイントです。大掛かりに宣伝してくれているためその商品の知名度も十分にあがっており、取り扱えば売れる確率が高いのです。「コバンザメ商法」みたいなものですが、ひとつの方法として覚えておくとよいでしょう。
 なお、海外の商品価格はインターネット検索でほとんど把握できます。次の項で詳しく触れますが’Yahoo!オーークション(ヤフーーオークション、ヤフオク)やオークファン(ネットオークションの相場や統計が掲載されているウェブサイト)などで国内価格の相場を確認するのも有効な方法のひとつです。
 私の場合は、気付いたらノートに書き込んでおいて、時間ができたときに調べるようにしています。また、友人・知人の持ち物に興味を抱いたら、その入手経路や値段などを聞くのも習慣となっています。
 そうした日常的な習慣として内外価格差を常に意識するのは、商材を選ぶ上で非常に重要だということを覚えておきましょう。

ヤフオクとオークファンは国内相場のリサーチに最適!
 内外価格差を知るためにも、また実際に商品の値付けを行うためにも日本国内の相場は常に把握しておかなくてはなりません。
 その際に便利なのが、日本最大のオークションサイト「ヤフオク」です。その利用者数は600万人以上、常時500万件以上の出品があり、洋服にアクセサリー、本、DVD、車などのあらゆるアイテムがインターネット上で売買されています。
 オークション、つまり競売が行われるサイトなので、その価格はメーカーや既存の小売店が決めたものとは異なります。なかには、1円から競売がスターートするアイテムも非常にたくさんあります。
 競売なので、最終的な価格は買い手が決定します。最高値で入札すれば、商品を落札できるというシステムです。
 実はこのシステムが、リアルな国内相場をあぶり出してくれるのです。
 通常、商品の価格は小売店が決めます。その基準はメーカーや輸入代理店などが決める「希望小売価格」です(ちなみに「定価」と表示されている商品は、必ずその価格で販売しなければなりません)。
 たとえば、自動販売機で販売されている500ミリリットルのペットボトルのお茶。その価格は150円が相場です。スーパーでは100円で販売されている場合も多くあります。誰もが手にするほど普及している商品のため、店舗によって劇的に価格が変化するということもありません。
 購入する私たちも「価格はそんなものじゃないの?」と考えているのではないでLょうか。
 しかし、これは私たち消費者が「決めた価格」ではなく、あくまで「小売店が決定した価格」にすぎません。
 対してネットオークションの場合は、買い手が決めた価格で商品を手に入れることができます。価値があると買い手が判断すれば価格は上がりますし、価値がないと判断されれば価格が付かないだけでなく、売れません。つまり、リアルタイムに相場を把握できるため、国内相場をマーケティングするには最適なツーールなのです。なかでもヤフオクは国内最大級の規模を誇るため、最大公約数がわかります。つまりその精度が高いというわけです。
 また、いろいろな商品の相場価格を調べるならば、オークファンも活用したいウェブサイトのひとつです(有料の機能もあり)。落札価格の相場がわかるだけでなく、カテゴリ別の平均落札額や落札価格帯、落札件数、出品数の推移にネット銀行の利用状況まで知ることができますので、こちらもぜひインターネットの「お気に入り」に登録しておくことをおすすめします。

「マニアックすぎて売れない」商材の見分け方は?
 具体的に商材を選んでいくと「本当にこれは売れるのだろうか」と不安になるものです。
 気になるポイントとしては、大きく分けて以下の2つでしょう。

●ライバルが多すぎるのでは?
●ニッチ(マニアック)すぎて受け入れられないのでは?

 すでに人気がある商品を扱うときは、ライバルの通販サイトの存在が気になります。人気があるということは、マーケットが活発に動いていることを示していますから、商品が売れる確率が高いのは確かです。しかし、ライバルも当然のことながら多いわけで、買い手が自分のショップを選んでくれる確率は下がります。また、価格競争に巻き込まれて薄利多売にせざるを得なくなり、高い利益率を確保できない危険性もあります。
 逆に、マニアックな商材はライバルが少ないので強気な価格を設定でき、高い利益を得ることができます。買い手にしっかりとアピールできれば売れる確率は高く、いわゆる「ニッチ市場を開拓した」状態になります。
 しかしマニアックな世界の弱点は、そこにいる人数が絶対的に少ないことです。たとえ人数が少なくても、しっかりアピーールできれば問題ありませんが、仮にインターネットにまったく縁がない人ばかりならば、「お手上げ」状態に陥ってしまいます。
 こうした不安を解消するのにも、ヤフオクなどのネットオークションを活用しましょう。方法は簡単です。出品してみればょいのです。
 最低価格の設定は、相場価格をオークファンなどで調べてから決めましょう。1円に設定してより多くの人の目につくようにするのもひとつの方法です。もちろん、興味を持った人が見てくれるよう、キーワードに工夫をすることも大切です。
 出品したら、その後の動きをつぶさにチェックしましょう。入札された回数や、別の人が扱う同じ商品の動きなども見ていると、本当に扱うべきか否かが見えてくるはずです。
またこの方法は今までにネットオークションなどインターネット上の売買を経験したことのない人にもおすすめです。独特の雰囲気や暗黙視されているルールなど、実際に経験してみなければわからない感覚が萎えるからです。決済の仕方は何が好まれるのか、どういったキーワードを入れればよいのか、説明文はどのように書けばよいのかといったノウハウを得るのにも役立ちますので、ぜひチャレンジしてみましょう。
 なお、具体的な登録方法などについて、ヤフオクの場合は「利用登録ナビ」を参照してください。

トレンドと上手に付き合えば儲かる

 商材を選ぶ上で、トレンドは常に意識し、そして意識させられるものです。
 しかし、そればかりを追っていると価格競争に巻き込まれてしまうのは、何度も触れているとおりです。資金力に乏しい個人がビジネスを行う場合、薄利多売に陥ることを避けるべきなのは、前項でも触れたとおりです。
 とはいえ、現実的には非常に多くの商材がトレンドの影響を受けやすいと言えます。
 まず洋服やアクセサリーーなどのファッション系は、その傾向が非常に高いジャンルだといえるでしょう。大流行したアイテムが、その翌年も変わらず流行することは逆に珍しいことです。扱うブランドやターゲットによってその動きに大小はあるでしょうが、まったく無視するわけにもいきません。
レコードなど音楽系の商材も、強く意識をしなければ扱えないジャンルです。レアアイテムや限定プレス盤などをチェックするのは当たり前ですが、それだけではありません。たとえばすでに売れている大物シンガーやミュージシャンが亡くなったときは大きくマーケットが動きます。
 マイケル・ジャクソンの急死(2009年6月25日)のニュースが入って世界中が大騒ぎしているとき、ヤフオクには続々と関連アイテムが出品されていました。なかには、非常に高額で取引されているものもあり、その影響の大きさに驚いたものです。もちろんこうした事態は事前に予想できませんし、こう書いてしまうのはある意味不謹慎ですが、トレンドの動きに敏感であることで大きな利ざやを得ることも可能だということを理解していただければと思います。
 厄介なのは、トレンドは生き物だという点です。常にチェックする敏感さがなければ、トレンドの動きに対応することはできません。しかし過剰にトレンドを追ってしまうことは、薄利多売への道を歩んだり、欲張って大量に仕入れたりするなどの危険性もはらんでいます。
 つまり、トレンドとは上手に付き合っていくべきだということです。自分のスタンスを作りあげたら無理をせず、しかし最新の状況は常に的確に把握できるよう、心掛けてみてください。

避けるべき商材と、その理由

 再三触れているように、商材選びにはスキルや嗜好、センスなど自分が持っているものを最大限に生かすべきです。
 しかし、そもそも初心者が「手を出すべきじやない」ジャンルもあります。主なものを紹介していきましょう。
 まず、事故を起こす可能性がある商材には気を付けなくてはいけません。特に「口に入れる」、「肌に直接塗る」ものなどは要注意です。具体的には、薬品や精力剤、健康食品、石鹸や化粧品などのコスメ用品が挙げられます。
 特に口に入れるものは、病気や障害、ひどいときには決して大げさではなく、死を招く危険性もあります。仮に事故が起こったとき、個人で対処しきれない可能性もあります。
 薬剤師もしくは登録販売者(資格)でないと販売ができない薬品をはじめ、食品衛生法や薬事法に通じていないと扱えない商材も多くあるので、少なくとも資格を持つほどその世界に通じていなければ、手を出すべきではありません。
 また、機械などメンテナンスを必要とする商材も、初心者にはおすすめできません。その道のエキスパートであれば別ですが、対応に時間と労力がかかってしまう可能性が非常に高いからです。故障や不具合など、クレームが起きやすい商科でもあります。
 こうした商科の場合は、「ノークレームノーリターン」(NCNR。「クレームもなし、返品もなし」の意味で、ネットオークションなどの商品説明に記載される場合が多い)と明記して販売するのもひとつの方法です。しかし、リスクを買い手に負わせる分、価格を下げざるを得ないケースもあります。要するに利益が減ってしまうわけで、そこまでして扱うべき高村なのかも冷静に判断すべきです。

・興味を追求できる分野で商材を探す。
・ヤフォクなどを活用して、売れる商材なのかを調査する。
・初心者はコスメ用品、食材、薬品、機械などは扱わない。

自分の成功談・失敗談

冬ソナで場外ホームラン
しかし、続く韓流ブームては大失敗……。

●お客様の問い合わせをきっかけに
 輸入ビジネスをスタートさせてから12年間で、最大のヒットは韓流ブームの火付け役となった「冬のソナタ」です。
 実は、2003年にNHKBSで最初に放映されたときには、まったくその存在を知リませんでした。知ったのは、お客様から届いた「冬ソナグッズは扱っていませんか?」という問い合わせがきっかけです。
 すぐにインターネット検索してみると、放映直後に再放送が決定されるほど反響が大きかったことを知リました。そのとき、国内でグッズを扱う業者はほかになかったのですが、問い合わせがあったこと自体にニーズがあることを感じ取り、取扱うことを決めたのです。
 これが、想像していた以上の大ヒット。場外ホームランといっても差し支えないはどの売れ行きがありました。1日に200個以上の発送をすることも決して珍しくなく、友人・知人に助けてもらって何とかこなしていたほどです。この時期の1日の売り上げは100万円以上でした。
 ちなみに、参入した時点でまだ大手企業が手を出していなかったのもラッキーでした。日本の代理店から直接仕入れることができたので、高い利益を確保できたのです。
 しかし大手の参入後は仕入れ値が上がり、それまでほどの利益は出なくなってしまいました。

リスクを恐れて目の前のチャンスを逃す
 一大ブームを巻き起こした「冬のソナタ」ですが、私は一過性のものだろうと考えていました。そうした例は枚挙に暇がないくらいありますし、ブームが続くという確信が得られなかったからです。ですから、同業他社は韓国自体に注目してどんどんほかのドラマや芸能人のグッズに手を出していましたが、私は「冬のソナタ」周辺のグッズしか扱いませんでした。手を広げすぎることで生じるリスクを恐れたのです。
 これが大失敗でした。
 ご存じのとおり、韓流ブームはその後も続き、ますます盛り上がったのです。
 「冬のソナタ」で大ブレークしたペーヨンジュンだけでなく、次々に韓流スターが登場して日本で人気を集めました。東方神起など若い世代に人気のあるグループも出てきて、それまで中高年が主要ターゲットだった市場が、一気に広がりました。
 せっかくポールポジションを取ったのに、自らピットに入って休憩してしまったようなものです。そして、周回遅れでスタートしたはずの同業他社がどんどん売り上げを伸ばしていくのを、ただ見ていることしかできませんでした。非常に後悔したことは言うまでもありません。

波に乗りすぎて大ゴケした会社も
 しかし、話はここで終わらないのです。
 後発で売り上げを伸ばした会社のうち一社は、韓流ブームにかげりが出てきたのと同じタイミングで倒産。ほかの会社も、その後の業績は芳しくないようです。あくまで結果論ですが、自重したおかげで今も私はビジネスをやっていられるのかもしれません。
 自分で言うのは複雑な気持ちですが、このエピソードは、成功と失敗の顕著な例だと思っています。
 お客様の問い合わせを情報としてうまく処理できたのは、今後も生かせる手法です。生の声を重視し、裏付けを取れば精度の高い情報となるわけですから。
 また、失敗したとはいえ自重したのも決して間違いではありませんでした。調子に乗って動いていたら大やけどをする可能性もあったわけで、結果的には損をせずによかったという総括もできます。
 しかし、一過性の流行とあなどって緻密なリサーチを行わなかったのは反省すべき点です。損をしないレベルでトレンドを探っていれば、目の前に落ちているチャンスを逃すこともなかったでしょう。当たったあとも冷静に立ち回れば、たとえ損失を負ったとしても最小限で止められたはずです。
 うれしさとほろ苦さが入り混じった経験ですが、今にも生かすことができている教訓が得られたことは、非常に大きな収穫だったと思っています。

効率的な仕入れ先の探し方

効率的な仕入れ先の探し方に発注時の立ち回り方、業者への接し方まで

ネット検索でメーカーや卸問屋を探る!

取扱う商材が決まれば、あとは仕入れて販売するだけです。
「そもそも仕入れ先をどうやって探せばいいのかわからない」
 そのように考えるのも当然です。特に、自分でビジネスをやったことがない場合は見当もつかないでしょう。
 そこで、商材がどのような経路で消費者に届くのかを考えてみましょう。まず、商材を生産するのはメーカーです。商材を取りまとめて小売店に卸す役割を担っているのが卸問屋です。そして、小売店が実際に販売する、大まかな流れはこれだけです。
 なかにはメーカーが小売店を兼ねているケースや、卸問屋と小売店の間にブローカー(仲買人)が介在しているケースもありますが、基本的な流れは変わりません。
 この流れを考えれば、どのように仕入れを行えばよいのか見えてきます。そもそも「仕入れ」とは販売のために商材を調達すること。調達するためには、商材がある「地点」にアプローチしなければならないのです。
 ではその「地点」であるメーカーや卸問屋、小売店はどうやって探せばよいのでしょうか。
 そこで最大の武器となるのがインターネットです。インターネットと仲良く付き合うことが、輸入ビジネスで勝ち組になるための条件といっても過言ではありません。
 なぜならば、現在モノを広く売ろうと考えている人(業者)は、まず間違いなくインターネットを活用しているからです。販売の窓口として、そして広報・宣伝のためのツールとして欠かせなくなってきています。
 つまり、インターネット検索をするだけでメーカーや卸問屋、小売店などの業者とダイレクトにアクセスすることができるわけです。検索ワードはいろいろ考えられますが、基本は商品名。もし現物があるならば、そのパッケージもヒントとなります。メーカーや販売代理店などのクレジットが記載されていたら、すぐにインターネットで調べてみ

 業者のホームページを見つけたら、あとはアプローチするだけです。たいていのホームページではメールアドレスや問い合わせフオームを設置していますので、気後れせずに問い合わせてみてください。

交渉は「問屋」となって強気に行おう
 メーカーや卸問屋に対して問い合わせをするときは、必ず「自分はホールセラー(卸売業者、問屋)だ」と主張するのが交渉のコツです。問屋以外とは取り引きしない業者もいますし、うまくいけば問屋価格で仕入れられる可能性もあります。
 これは小売店の場合も同じです。問屋割引をしてくれる場合もありますし、仮にそうした特別扱いがない場合でも、問屋だということで通常よりも安くなるケースがあります。
 ニッチな分野の商材を扱う場合は、「日本ではその分野のリーディングカンパニーの
ひとつだ」と言い切るのも有効です。
私もそう言い切っています。「そんなウソを」と思う人がいるかもしれませんが、競合他社が少なければ本当にリーディングカンパニーなのですから、遠慮することはありません。実績の提示を求められることはほとんどありませんので、交渉を有利に進めるためのテクニックとして覚えておきましょう。
 日本人は、こうした交渉の場で「押しが弱い」と言われますが、どんどん自分の主張を出していくように心掛けてください。余談ですが、そのために個人名でなく屋号を決めておくのもひとつの方法です。屋号は個人事業主でも自由に決められますので、好みの名前を考えてみてはいかがで

 なお、問い合わせの際には「最低の発注数量があるのか」、「販売テリトリーに問題はないか(独占契約を結んでいる場合などがあるため)」なども確認してください。卸問屋の場合「ロット」、「アソート」といった表現で最低の発注数量を決めているケースかおり、その一単位が大きいケースもあるので注意が必要です。

メーカー、卸問屋、小売店のメリットとデメリット

 基本的な仕入れ先としてメーカーー、卸問屋、小売店と3つの業者を出してきましたが、どこから仕入れればよいのでしょうか。
 結論から言えば、どこからでもかまいません。仕入れやすさと、利益率の確保を考慮してケース・パイ・ケースで対応するのがベターです。
 「仕入れやすい」という点では、小売店が筆頭です。販売の門戸が一般に向けて聞かれていますので、いつでも気軽に好きな分量を購入できます。しかし、小売店からの仕入価格で利益が確保できるかどうかは、しっかり見極めなくてはなりません。
 とはいえ、小売店から仕入れても驚くほど儲かる商材はたくさんあります。そういった商材に出会うためのカギが、再三触れている内外価格差です。常にアンテナを張っていることが大切だということを覚えておきましょう。
 逆に、メーカーと卸問屋は、安定して安価の商材を仕入れることができるのが魅力です。しかし、前項でも触れたように最低発注数量が定められている場合があるため、動きが軽いとは言い難いのが欠点です。
 特に服やアクセサリーー、雑貨といったトレンドの動きに合わせてスピーディーに対応したい商材の場合、仕入れ先の業者と上手に付き合っていかないと在庫のダブつきが発生する可能性がありますので気を付けてください。

まずはサンプル輸入からはじめよう
ビジネスを行う上で在庫のダブつきは絶対に回避すべきことのひとつです。
 どれだけ良質な商材を仕入れたとしても、売れなければ負債に輯じてしまいます。「買い付けは少量」は輸入ビジネスの基本なのです。
 特に、新たな商材を最初に仕入れるときは「サンプルとして仕入れる」意識を持つことが大切です。在庫のダブつきを回避できるだけではありません。インターネット経由で輸入する場合のリスクとして、偽ブランドだったり想像したものと違ったりするケースも残念ながらあります。少量?可能であれば1個から?の買い付けで済めば、損失も最小限に食い止めることができます。
 売り上げが徐々に伸びて、仕入れ量が増えてくると仕入れ先からの信頼も高くなります。そうすると「これだけ買ってくれたらもっと安くするよ」といったオファーを受けることも少なくありません。
 もちろん、売り切る自信があれば応じるのも手ですが、少しでも不安が残るならば思い切って見送りましょう。狸の皮算用とはいえ「売れれば利益になる」話を見送るのは勇気が必要ですが、リスクを最小限に抑えることを重視すべきです。
 実力以上のキヤパシティを抱え込まないよう注意しつつ、少しずつ手を広げていく?つまり、地に足を付けた経営姿勢を保つことが、長期間利益を確保する秘訣です。この姿勢は副業を説してからも変わりません。むしろ独立・起業に踏み切るならば、より強く意識すべき姿勢だということを覚えておいてください。

仕入れから商材選ぴまで任せられる「シッパー」は大きな戦力

 ここまで、仕入れ先の探し方について説明してきましたが、語学力に自信がないなどの理由で、仕入れ先と直接やりとりをすることに二の足を踏む人もいるかもしれません。また、インターネット検索に慣れていなくてうまく目的のメーカーや卸問屋、小売店が見つけられない人もいるでしょう。
 そんなときに活用したいのが「シッパー」です。
前回の記事個人輸入・通販ビジネスに必要なもの.2でご紹介した「シッパー」
 「シッパー」は輸出代行だけでなく、海外で仕入れ先との仲介役を担うケースも多いことは、すでにご説明したとおり。発注から商品の受け取り、検品、仕入れ先へのクレーム代行、返品作業まで請け負う人も少なくありません。なかには、現地メーカーやショップとコネクションを持ち、仕入れ交渉を有利に進める能力を持っている人もいます。
 さらに彼らの強みとなっているのが、現地の最新情報を把握していることです。「シッパー」には日本人が多いため、日本のトレンドにもある程度通じており「アメリカではもうトレンドではなくて値下がりしているが、日本では流行りはじめている」といった状況に対応できる商材をよく知っています。つまり、商材選びの力強いパートナーにもなってくれるのです。

すべての「シッパー」が有能で信頼できるわけではありません。仮にそんな人を見つけても、支払う報酬が高くて利益を圧迫するようでは無意味です。しかし、折り合いがつけば非常に大きな戦力となることも確かなので、ひとつの方法としてぜひ参考にしてみてください。

同業者とは積極的に情報交換しよう

 情報収集ツーールとして、インターネットは非常に有効です。しかし、自分ひとりだけで情報収集していると、どうしても偏りや見落としが生じます。また、生きた情報を得にくいという側面もあります。
 その状態をカバーするのにおすすめなのが、同じように輸入ビジネスに取り組んでいる「同志」との情報交換です。「同志」を見つけるにはいろいろな方法がありますが、シッパーの探し方と同様に、SNSサイトを利用すれば手っ取り早く幅広い人と知り合えるのではないでしょうか。
 SNSサイトの利点のひとつは、「コミュニティ」と呼ばれる集まりに参加している人に、直接コンタクトが取れるところにあります。
たいていの「コミュニティ」には自己紹介のトピック(論題のようなもの。コミュニティの運営方針にもよるが自由に立てることができる。参加者がトピックに対して意見を書き込むことでコミュニケーションが生まれることも多い)がありますので、気が合いそうな人や興味深いビジネスを見つけましょう。本名や住所など、自分が誰なのか特定できる情報をオープンにする必要はありませんので、気軽にアプローチできるのも大きなポイントです。
 また、通販サイト・個人輸入代行サイトを運営している人に、直接アブローチしてもよいでしょう。礼儀を踏まえてていねいに質問すれば、返答してくれる人が多いはずです。私も、「同じように輸入ビジネスをやりたいのですが」といった類のメールをよく受け取りますが、よほど無礼な人でない限りは返信するようにしています。
 ただし、インターネット世界の暗黙のルールでもあるのですが「教えてくれ」と連発する人はあまり好感を持たれません。情報を提供しあってお互いの利益になるように、いわばギブアンドテイクの関係を構築することが、インターネットの世界でうまくやっていくコツのひとつ。そうした意味では、顔を合わせたコミュニケーーションと基本的には同じです。顔が見えないからといって、雑な付き合い方をするのは避けるようにしま

イーベイやアリババなど海外オークションサイトも有効利用!
 初心者の場合、海外オークションサイトを利用して仕入れを行うのも有効な方法です。
私も、今は卸問屋やメーカー、販売代理店など商品によってさまざまな仕入れルートを確保していますが、当初はオークションサイトをよく利用していました。次ページの表に商材探しや仕入れに役立つサイトをまとめましたので確認してみてください。
 英語を使うことに抵抗がない人ならば、まずイーベイ(eBay)を利用してみてはいかがでしょうか。やりとりをすべて英語で行わなければならないため、日本人で参入する人が少ないのがその特徴です。
 しかも、約10数値点が出品されている世界最大規模のオークションサイトなので、日本で入手困難なレアアイテムがしばしば出品されています。ペイパルのアカウントを取得すれば、クレジットカードで決済できるため海外送金する必要がないのも大きなメリットです。
 また、英語でやりとりするといっても、辞書やgoogle翻訳などの無料翻訳サイトを利用すれば対応できるレベル。ぜひチャレンジすることをおすすめします。もしどうしても不安ならば、イーベイの活用法を解脱している書籍を参考にするのもひとつの方法です。
 次に、最近注目を集めているアリババを紹介しましょう。中国のオンライン・マーケットでB2B(企業間取引)を目的としているため、アバレルに雑貨、アクセサリーから家庭の日用品、冶金・鉱物に至るまでありとあらゆる商材がやりとりされています。実際に仕入れ先として活用することももちろん可能ですが、商材の情報収集にも役立ちますのでチェックしてみてください。ちなみに2008年から日本サイトが本格的に稼動しているため、語学の壁もありません。
 こちらも日本のサイトですが、ジェトロ(日本貿易振興機構)のウェブサイトもチェックして損はありません。世界中から売り込まれた約3万件の商品やサービスの情報が寄せられている「引き合い案件データベース」をはじめ、世界の見本市や展示会情報がすぐにわかる「見本市‘展示会データベース」、世界の貿易に関するニュースが集められています。自ら情報を発信することもできますので、登録(無料)だけでもしておくことをおすすめします。

・交渉は遠慮せず、とにかく強気で行う。
・語学力や商材選びが不安ならば「シッパー」に頼る。
・海外オークションサイトなどで商材のヒントを得る。

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