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個人輸入・通販ビジネスに必要なもの

      2015/08/31

個人輸入・通販ビジネスに必要な備品

 個人輸入・通販ビジネスをスタートさせる上で絶対に欠かせないのは、パソコンとインターネッ
ト環境です。
 パソコンだけや、インターネット環境だけが整っていてもダメです。「インターネット環境が整っているパソコン」を持つ必要があります。

「パソコンだけはあるけど、インターネットにはつながっていない」
こっちのマンションはインターネットを完備しているけど、パソコンは持っていない」
「インターネットはプレイステーション3で使っているけど……」
 この3つの状況は、輸入ビジネスにとっては何の意味もありません。

 極論ではありますが、個人輸入・通販ビジネスでパソコンを使うときに必要なソフトウェアは、「Eメール」(以後「メール」)とウェプサイトを閲覧するための「ウェブブラウザ」(以後「インターネット」)の2つだけです。そのためにも、「インターネットができるパソコン」が必須なのです。
 メールは「連絡手段」として不可欠です。今や、メールを利用しない業者はほとんどいません。少なくとも、日本の業者(あなたのことです)に商品を売ってくれる業者は、ほぼすべてがメールで対応してくれます。
 お客様からの注文を受けるのも、メールが中心です。
 インターネットは、まず情報収集にその力を発揮します。昔ならば辞書や百科事典を引いたり、図書館で調べ物をしなければわからなかったことも、検索するだけで瞬時に答えを知ることができます。
 また、海外の情報を収集するのにも便利です。私の場合、アメリカ版Yahoo!にアクセスして医学情報をチェックするのが日課となっています。アメリカ以外の国、たとえば韓国や中国は日本語版のニュースサイトがありますので、それらの情報をチェックしてトレンドを把握するように努めています。

ショップ運営から宣伝まで、ネットは最大限に活用せよ

 インターネットは、個人輸入・通販ビジネスにとってもうひとつ重要な役割を果たしています。
 その役割とは「ネットショップの運営」です。
 ネットショップは必ず設置しましょう。オープンのためのコストも、運営のためのコストもそれほどかかりません。どんなネットショップを開くかにもよりますが、オープン時に数千円、毎月のコストは1000円以下で済むケーースも珍しくありません。少なくとも、実店舗をオープンさせるためにかかる費用よりも、比べものにならないくらい安く済みます。
 また、実店舗?いわゆる路面店?は、地元に住んでいる人やその街を訪れる人がお客様の対象ですが、ネットショップはその門戸を世界中に開いています。日本全国だけでなく、世界中からお客様が訪れてくれるのですから、上手に活用して少しでも多くのリピーターを確保しましょう。私もそうしていますが、独立・起業して実店舗を構える段階に至ったとしても、ネットショップと併用して運営することをおすすめします。
 また、告知や宣伝などにもインターネットは活躍します。費用のかかる広告をはじめ、興味をひきつけるために運営しておきたいブログなど、その活用法は多彩です。しかも、インターネットの大半は定額制なので、いくら利用しても料金が変わらないのも魅力です。
 ですから、うっかり料金を払い忘れてプロバイダーからインターネット回線を遮断されるという事態だけは絶対に避けたいものです。細かい工夫ですが、料金は口座引き落としにしておきましょう。
 また、もし可能ならば緊急用の予備としてパソコンをもう1台用意しておくほうがベターです。

PCの機種・スペックにこだわりは不要?
 では、パソコンはどのようなものを使えばよいのでしょうか。
 結論から言えば、どのようなものでも結構です。前項で触れたように、輸入ビジネスにおいて必ず使用するソフトウエアはメールとインターネットの2つだけです。この2つが使えないほど古いパソコンは避けるべきですが、よほどの旧式でなければそんなパソコンはありません。

Windows(ウィンドウズ)と Macintosh(マッ
キントッシユ)で迷う人もいるかもしれませんが、同じ理由でどちらでも結構です。
 デスクトップパソコンにするか、ノートパソコンにするかも迷うところかもしれません。一般的に丈夫なのはデスクトップパソコンだと言われていますが、ノートパソコンはどこにでも持ち運びできるというメリットがあります。
 ネットブックを選択肢に入れるのもよいでしょう。ネットブックは、ウエブサイトの閲覧やメールをすることを目的としたノートパソコンで、小型で軽量なのが特徴です。価格も3万円台からと安価なので、手軽に人手できる点は魅力です。
 ただし、小型で軽量であるために画面が小さく、長時間見ていると目が疲れるというデメリットがあります。またキーボードも小さいため、キータッチに苦労する人もいるかもしれません。
 いずれにせよ、輸入ビジネスをするならば、パソコンとはずっと付き合っていかなくてはなりません。言わば相棒のような存在です。そういった意味では、ライフスタイルや好みに応じて選ぶのが無難ではないでしょうか。特に道具にこだわる人ならば、デザインや手触り、機能まで吟味して選ぶべきでしょう。
 逆に「使えれば文句はない」といった、それほど道具にこだわらない人であれば価格で選ぶのもひとつの方法です。今は新品のパソコンでも10万円をはるかに下回る価格になっていますし、中古品ならば1万円台で見つけられます。あまり旧式でも使いづらいので、ウィンドウズならば2000以上をおすすめしますが、予算と気分に従って自由に選んでみてください。
 ちなみに私の使用しているパソコンはノート型で、すでに7年間使っています。OSはウィンドウズ8.バックアップ用とプリンター接続用を兼ねてもう1台パソコンがありますが、それはMacノートです。いずれもおよそ7年前のシステムですが、不都合はまったく感じておらず、現在のところ買い換える予定もありません。

特別なPCスキルはまったく必要なし!

 通常のビジネスでパソコンを使う場合にはある程度のスキルが求められます。
 一般的には、Microsoft Office(マイクロソフトオフィス)というソフトウエアをある程度使いこなすべきだと言われています。
 ワープロソフトであるWord(ワード)、表計算ソフトであるExceL(エクセル)、そしてプレゼンテーションに使用するPowerPoint(パワーポイント)、この3つがその代表的なソフトです。そして、ビジネス用の文書やデータは、この3つを使って作成されることが圧倒的に多いのです。
 しかし輸入ビジネスに限れば、これらのソフトを使うことはほとんどありません。従って、便いこなすためのスキルを磨く必要もないのです。

 逆に、そういったファイルをやりとりすることがあっても、基本的に作成することはありません。閲覧するだけで事足りるケースがほとんどです。そのためだけにマイクロソフトオフィスを購入するのはおすすめできません。
 閲覧するだけならば、OpenOffice(オープンオフィス)という無料のソフトウェアがあります。ダウンローードすればすぐに使えますので、ぜひ活用してみてください。なお、私のパソコンにはマイクロソフトオフィスがインストールされていますが、使うのはFAX用の書類をワードで作成する程度です。
 繰り返しになりますが、パソコンを使用する上で必要なスキルは、メールの作成とインターネット検索がスムーズにできることの2つのみです。資格を取得できるレベルのスキルは一切必要ありません。もっと言えば、初心者レベルでも十分に対応していくことが可能なのです。
 「スキル以前の問題で、キーボードがうまく打てない。ブラインドタッチなんて想像もできないレベルだ」
そういう不安を持つ人もいるかもしれませんが、ブラインドタッチができなくても問題ありません。最初は手元を見ながらで十分です。
毎日パソコンに向かっていれば、徐々に慣れていきますので、気長にじっくり取り組んでみてはいかがでしょうか。

携帯電話たけて参入するのは困難
 「メールとインターネットだけでOKなら、携帯電話でもよいのでは?」
 特に若い人は、そう考えるかもしれません。
 メールだけならば、確かに可能です。たとえばGmaiL,Yahoo!メールなどのメールサービスを活用すれば、パソコンで受け取っているメールを携帯電話で確認できます。文字入力に慣れている人なら、メールの作成も難なくできるでしょう。
 問題はインターネットです。検索だけならば、パソコンと比べて遜色のない情報収集ができるかもしれません。しかし、難しいのはネットショップの運営です。携帯電話用のネットショップはたくさんありますが、携帯電話だけで簡単に作成するのは困難なのが現実です。
 もし、携帯電話だけで輸入ビジネスを行いたいのであれば、最低限iPhonのようにパソコンと同じような作業ができる高機能の機種を用意する必要があるでしょう。ただし操作性などを考えると、あえて拐帯電話だけで参入する意味はないかもしれません。コスト面を考えても、パソコンを活用するほうがはるかに得策なのではないでしょうか。

インターネット環境とパソコンを両方用意する。

個人輸入・通販ビシネスの必需品リスト〜作業環境編〜

FAXー必要度ー低い

 仕事を円滑に行うためには作業環境を整えることが肝要です。前項で触れたとおり、輸入ビジネスにはパソコンとインターネット環境が不可欠ですが、それ以外にもそろえたほうがよいアイテムがいろいろあります。
 まずはFAX。一昔前まで、「電話とFAX」は輸入ビジネスの必需品でした。しかし、インターネットが診及してメールでの連絡が当たり前になった現在、FAXの重要度は低くなりました。
 私も、今ではほとんど使いません。ほぼすべての取引先とメールでやりとりしているからです。
 使う機会があるとすれば、決済用にクレジットカードの番号を伝えるときくらいです。電話では間違って伝わる可能性がありますし、メールでは情報が流出する危険性があるからです。しかし、最近はセキュリティをかけた専用フォームをウエブサイトに用意してくれているケースが多いので、そんな心配も少なくなってきました。
 また、ごくまれではありますがメールを苦手とする業者もいます。そんなときは仕方がないのでFAXでのやりとりが中心となります。
 やりとりをする文書は、トラブルがない限り基本的には2種類。見積もりの依頼書(同時に簡単な自己紹介も入れておきます)と、発注書です。
 
 なお、FAXの機種やスペックにこだわる必要はありません。ただし感熱紙式のものだと書類の保存が難しいため、普通紙を使えるタイプがベターです。基本的にはパソコンの場合と同じ考え方でかまいません。常に使うものではないので、よほど道具にこだわる人でない限りは安価なタイプで十分です。ネットオークションでは中古のものが1000円程度で出品されていることもありますので、それを落札するのもひとつの方法です。
 もし近くにコンビニエンスストアがあれば、そのFAXサービスを利用する方法もあります。しかし、セブンーイレブンは海外送信に対応していないので使えません。
 ローソン(一部店舗を除く)は対応していて、料金はアメリカ・カナダなど国番号が1の地域は1枚につき100円、それ以外の海外地域は1枚につき200円かかります。国番号はインターネットで「国番号」と検索すると簡単に調べられます。この料金と手間を考えると(いちいち出かけなければなりませんので)、いくら使用頻度が低いとはいえ、安価なFAXを購入したほうが効率的かもしれません。

固定電話ー必要度ー低い

 意外と見落としがちなのが電話です。
 ほとんどの人が携帯電話を持っている現在、遂に固定電話を持っている人は減っているのではないでしょうか、特に、一人暮らしの場合はその必要性が薄れてきています。電話回線なしでインターネット接続ができるようになったのも、その傾向に拍車をかけているのでしょう。
 では、あえて固定電話を利用するメリットはどこにめるのでしょうか。
 インターネットやメール、カメラなどさまざまな機能が付いている携帯電話と違って、固定電話は基本的に「通話」と「FAX」を行うためのツールです。しかし、この2点においては、明らかに携帯電話よりもアドバンテージがあります。

まず、個人輸入・通販ビジネスにおいては、国際電話ができる「通話」にメリットがあります。
 たとえば回)回のサービスを利用すると、固定電話ならば1分9円。しかし、携帯電話の場合は1分44円かかってしまうのです(いずれも対アメリカの場合)。およそ5倍の差があるのですから、まるで勝負になりません。私は携帯電話で国際電話をすることを考えて(いIpEというサービスを利用していますが、それでも1分29円と固定電話よりは高くつきます(固定電話からは1分1111円。いずれも対アメリカの場合)。
 ちなみに、これから固定電話を設置するならIP電話を考えるのもよいでしょう。IP道話はインターネット回線を使った電話で、日本国内ならば一律料金で格安なため利用者が増加しているサービスです。国際電話の場合、利用するプロバイダーによって料金体系は異なりますが、一般の固定電話よ
り格安であるケースが多いので選択肢としては有効です。
 「FAX」は、携帯電話で送受信するのに明らかに向いていません。その方法がまったくないわけではありませんが、煩雑な作業が必要です。それならば前項で触れたようにコンビニエンスストアのFAXサービスを利用することをおすすめします。ただし、「インターネットFAX」というサービスを利用すれば、電話回線はもちろんFAX機も不要です。ただし、送信料金は1枚当たり10数円、そのほかに月額基本科が1000円程度かかるなど、固定電話に比べて高コストというデメリットもあります。私の場合、送信は家庭用のFAX機を使用していますが、受信はFAXCASTというサービスを利用しています。海外に買い付けに出た際もチェックできて便利だからです(FAXCAST受信サーービスの初期費用は1050円、月に100枚まで受信できて月額利用料金は2415円)。
 「通話」と「FAX」についてお話ししてきましたが、その使用頻度を考えると、輸入ビジネスにとって固定電話は絶対に必要なものとも言い切れません。「通話」については、そもそも電話をかける機会が少ないので、割り切って携帯電話を使うというのもひとつの手ではあります)。ただし、独立・起業して実店舗を構えた場合は、信用の問題から固定電話があったほうがベターです。

 まとめると、こういうことになります。
 「通話」および「FAX」をスムーズに実施できる環境は整えておくべきです。
 それを低コストで実現できるのは、固定電話。しかし、手軽ながら多少高コストになるサービスも選択肢としてあるということです。どちらを選ぶかは、それぞれの環境や好みに応じて決めればよいでしょう。ちなみに私は、家庭用のFAX機で電話もFAXも対応し、状況に応じて携帯電話で国際電話できる体制を整えています。

デジタルカメラー必要度ー高い
 個人輸入・通販ビジネスの中で重要な位置を占めるのは、インターネットを利用した通信販売です。
 具体的には、ネットショップやネットオークションなどが該当しますが、それらに商品を出品する際には、画像の添付が必須です。通信販売では、実際に目にすることも手に取ることもできませんので、できるだけイメージを正確に伝える必要があるからです。
 そのために欠かせないツールが、デジタルカメラです。
 デジタルカメラは、すでに持っている人が多いかもしれません。持っている場合はそのまま使ってください。新たに買い換える必要はありません。
「私のデジカメは画素数が非常に低いのですが」
「デジタルー眼レフを買ったほうがいいんじやないですか?」
 個人的には、画素数が低くても問題ないと思っています。ちなみに私のデジタルカメラは300万画素で、決して高性能な製品ではありません。5年前に1万円程度で購人したのですが、不都合を感じることはありません。お客様からクレームが付くこともありませんし、
「もっときれいな画像を載せてください」といった指摘を受けたこともありません。
 デジタルー眼レフは、きちんと使いこなせば美しい画像に仕上がりますが、かえってマイナスに作用することもあると考えています。「必要以上に」美しく仕土がってしまい、誤解を与える恐れがあるからです。
 たとえば、プロのカメラマンが撮影した画像は非常に美しいものです。しかし、ともすると実物よりも美しく見えてしまうことがあります。特にイメージ写真の場合は、その傾向が顕著です。
 写真を販売するのであればそれでよいでしょう。
しかし、販売するのは商品そのものであって、決して写真ではないのです。

大切なのは、本当の意味で「リアルな」姿を伝えることです。必要以上に美しく見せることは、実際に商品を受け取ったお客様に「思い描いていたものと違う」と思わせる可能性があります。そのズレは、ともするとクレームにもつながりかねません。また、仮にクレームを付けなくても、がっかりして二度と同じショップでは購入しないかもしれません。
 実物よりも劣る画像に仕上げる必要はもちろんありません。「普通に」そのままの姿を見せるようにすれぱよいということを、覚えておいてください。古着やアクセサリーなど、ビジュアルが勝負になる商材の場合も同様です。実像をきちんと伝えるため、できるだけクリアな画像にすべきですが、必要以上にきれいな写真を仕上げる必要はありません。
「携帯電話のカメラでもかまいませんか?」
 確かに、最近は高性能のカメラを搭載している携帯電話も増えてきました。商品の等身大の姿が表現できれば、携帯電話のカメラでも問題ないでしょう。
 ただし、これは普通のデジタルカメラでも同じことですが、手プレなどが原因でぼやけた画像になってしまうのは避けたいところです。
基本的にはどんなカメラを使っても問題ありませんので、実際に試してみて使いやすいものを選んでください。

プリンターー必要度ー高い
 意外と使用頻度の高いツールがふプリンターです。
 発送する商品に同封する納品書、宛名……。毎日何十部も印刷する必要があります。また、数あるショップの中から選んでくれたお客様ですから、販促用のチラシもぜひ送りたいもの。その印刷も行わなくてはなりません(印刷業者にすべて依頼する方法もありますが、コスト面でおすすめできません)。
 もちろん、手書きで対応することも決して不可能ではありません。逆に、そうすることによるメリッ
トもあります。扱う商材や客層にもよりますが、温かみや手作り感を演出できる効果は決して軽視できないものです。
 しかし、輸入ビジネスはもちろん通信販売全般にとって、発送作業は最も労力のかかる部分です。負担を感じて作業をするよりは、積極的に軽減するほうがよいのではないでしょうか。
 ちなみに私も、わりと最近まで宛名は手書きでした。スタートさせた直後は無理なく対応できたものの、軌道に乗ってくると徐々に苦しくなります。多い目で1日200個以上を発送することもあり、そのときはI人ではとても対応できず友人・知人に助けを求めざるを得ませんでした。プリンターで対応できるようにしてからは、かなり作業量が減り、非常に助かっています。

なお、プリンターの種類ですが、業務用を購入する必要はありません。私も、家庭用のプリンターを使用しています。あえて言えば、手差しができるタイプのほうがフレキシブルに対応できるのでおすすめです。
 もし現時点でパソコンもプリンターもないのであれば、セットで購入すると安くなるケースが多いので、検討してみてください。
 特に通信販売などでは、パソコンを買うとプリンターやデジタルカメラがセットで付いてくることもあるので、チェックすることをおすすめします。
 また、納品書や宛名に関しては、無料でダウンロードできるテンプレートやソフトウェアがたくさんあります。マイクロソフトオフィスに入っているワードやエクセルがないと対応できないケースが多いですが、(84ページで紹介したオープンオフィスで対応できるものもあります)手軽に体裁を整えることができるという意味では非常に使利なので、ぜひ覚えておいてください。

・海外とのやりとりを想定した環境を構築する。
・ハイスペックな環境構築は不要。

個人輸入・通販ビシネスの必需品リスト〜実務作業編〜

クレジットカードー必要度ー高い

 次に、仕入れや買い付けなど実務作業での必需品を紹介していきましょう。
 まず、絶対に持っていたいのはクレジットカードです。簡単に決済ができるのが、その最大のメリットです。
 遂に、現金で取引を行おうとすると大変です。
 たとえばみずほ銀行の場合、他行への海外送金手数料は5,500円ですが、それだけでは済みません。円為替取扱手数料として、ドルの場合は1円につき1ドルの手数料が別途かかります。また、関係銀行手数料を「依頼人負担」とすると、さらに2,500円の手数料が発生します。
 しかも、すべての支店で扱っているわけではありません。その上、本人確認・取引内容によっては取引に関する契約書などの提示が必要なため、実際に銀行を訪れなくてはなりません。当然、窓口が開いている午後3時までに訪れる必要があり、副業でやっている場合にはとても対応できません。どこをどう考えても、ビジネスには到底向いていないサービスだということが理解いただけると思います。
 比較的安価な方法はゆうちょ銀行の国際送金ですが、これもI件あたり口座あてで2,500円かかります(住所あて送金、いわゆる国際郵便為替の場合、アメリカあては1件2,000円、他国は1件2,500円)。なお、本人確認が求められるなど、その手続きは銀行での海外送金と同様、非常に煩雑です。
 その点、クレジットカードの手続きは、比較にならないくらい簡単です。基本的には、先方にカードの番号を伝えるのみです。
 海外で利用すると事務手数料がかかりますがVISA、MasterCardは1・6%程度と銀行とは比べものにならないほどの安価。ポイントやマイレージが付く場合もありますので、手数料分をカバーーできるどころか得をしてしまうケースも少なくありません。
 また、クレジットカードを持っていれば、現地に買い付けに行ったときも便利です。
アメリカでは、レンタカーを借りるときもホテルを利用する際も、クレジットカードを持っていないとデポジット(保証金、預かり金)を要求されることがあります。
 また、通常は外貨現金やトラベラーズチェックに両替をする必要がありますが、カードを持っていれば現地でキャッシングをするという方法が使えます(キャッシング枠があるカードを持つ必要があるので注意)。
 当然金利はかかりますが、先に触れた事務手数料はかかりません。すぐに返済しておけば事務手数料より安い金利で借りることも可能です。ショッピング枠と違い、ポイントが付かないのはデメリットですが、急に現地で現金が必要になったときの対処法としては最適です。ちなみに、キャッシングした日の為替レートで決済されるので、レートの動向は意識したほうがベターです。
 こうしたさまざまな理由で、クレジットカードは必ず持っておくべきものです。もし現時点で持っていないのであれば、すぐに作成することをおすすめします。どこのカード会社でもかまいませんがVISA 、MasterCardの2つはたいていの国で使用できるので検討してみてください。ちなみにJCBは、意外と利用できないケースが多いので要注意です。
 特に、独立を考えている人でしたら、会社に在籍しているうちに必ず作成しましょう。
なぜなら個人事業主(フリーランス)の場合、カードの審査に落ちる可能性が非常に高いからです。

ネットバンクの口座ー必要度ー中

 仕入れのための出金にお客様からの入金と、銀行口座を使用する頻度はサラリーマンやOLなど会社勤めの人とは比較にならないほど多くなります。
 実際問題として、出金も入金もクレジットカーード決済が多い現在、以前に比べてその頻度は決して高くありません。しかし、お金の動きは必要なとき即座に確認したいもの。
ビジネスをしていれば、経理処理も行わなければなりませんので、なおさらその必要性は高いといえます。
 インターネットバンキングならば、そういった問題はすべて解決します。

まず、手続きのすべてがインターネット上で完結するのは魅力です。わざわざ銀行まで足を運ぶ手間や、ATMの行列に遭遇して無駄な時間を費やすこともなくなります(サラリーマン時代、給料日の昼休みに行くのは憂影でした)。
 使用頻度は低いとはいえ、窓口やATMより振込み手数料が安くなる点も見逃せません。
 なかでも、イーバンク銀行やジャパンネット銀行、セブン銀行といったインターネット専用銀行のほうがわずかながら安く済みます。私もジャパンネット銀行を利用していますが、インターネットの特性を生かしだサービスも行っていて、非常に便利だと思っています。もし新たに口座を開設するのであれば、インターネット専用銀行は選択肢に入れておいて損はないと思います。
 ただ、今はほとんどの銀行がインターネットバンキングを利用しています。日常生活でも振込みをそれほど行わないのであれば、既存の口座を活用するのが最も面倒がない

 なお、複数の口座を持つことはあまりおすすめできません。お客様の決済方法として郵便振替を設置したい人は、ゆうちょ銀行の口座も持つ必要がありますが、複数の場所でお金が動いていると、全体を把握することが困難になります。経理処理や確定申告のことも考えると、なるべく一元管理できる体制を整えたほうがよいでしょう。

ペイパルのアカウントー必要度ー中

 ペイパル(PayPal)とは、クレジットカードを媒介としたオンライン決済サービスです。世界最多の利用者を誇るアメリカのオーークションサイト、イーベイ(eBay)で決済をする際に使われています。
 ペイパルの魅力は、なんといっても送金手数料が無料という点です(決済手数料は別途かかります)。また、ペイパルはクレジットカードの情報を登録するシステムなので、先方にいちいちクレジットカードの番号を伝える必要もありません。また、細かいことですがペイパルを利用しても、クレジットカードのポイントやマイレージが加算されるというメリットもあります。
 アメリカでこうしたサービスが普及した背景には、日本と追って相手の口座に即日入金できる銀行振込システムがないこIとが挙げられます。少額の決済でもクレジットカードを使うわけですが、毎回その情報を伝えるのは面倒です。そのため、ペイパルのようなオンライン決済サービスが充実しているのです。
 現在は、ペイパルのアカウントを持っている業者も多く存在します。たとえば「サンプル代わりに、2点仕入れたい」と思ったときなどに、クレジットカードなどを使わなくてよいので、気軽に購入できます。この点でも、ぜひアカウントを取得してお
くことをおすすめします。
 ちなみに、2007年に日本語サイトがオープンしたため、登録はもちろん利用するのも非常に簡単になりました。アカウントには「パーソナル」、「プレミア」、「ビジネス」の3種がありますが、「プレミア」が便利です。『ビジネス」は複数の人がアカウントを操作できますが、それ以外は「プレミア」と変わりません。

国際免許証ー必要度ー高
 アメリカ、特に西海岸で買い付けをするならば、車は必需品です。
 そもそも街自体、車で移動することを前提とした構造になっています。また、徒歩での移動は危険が伴いますし、多くの荷物は持てません。しかし車があれば、買い付けた商品をスムーズに運ぶこともできます。レンタカーを借りることは、アメリカで買い付けを行うときの前提条件のようなものです。
 当たり前のことですが、日本の免許証では車に乗れません。事前に、必ず国際免許証を取得しておきましょう。
 ちなみに、国際免許証は正式には「国外運転免許証」といいます。各都道府県の警察署や運転免許更新センター、運転免許試験場で取得できます。
 申請から交付されるまでに、さほどの時間はかかりません。運転免許更新センターや運転免許試験場は基本的に即日、1時間未満で交付されます。
 申請料金は2650円。申請の際には、運転免許証と6ヵ月以内に撮影した写真、パスポートが必要となります。写真は縦5センチ、横4センチで運転免許証と同じサイズ。運転免許試験場で撮影できますので、更新などで訪れたついでに済ませるという手もあります。
 注意したいのは、年齢制限です。アメリカのレンタカー会社は年齢制限を行っているケースが多く、25歳未満だと貸してもらえないか、別途追加料金が必要となります。また、21歳未満だと借りられるレンタカー会社がかなり限られますので、事前にょく調べてから買い付けの計画を練ることをおすすめします。

ビジネスカード(名刺)ー必要度ー高
 現地で買い付けを行うとき、ビジネスカード(名刺)は必須のアイテムです。
 自分がいったい何者であるのか、どこの国の人間なのかということは、ただ顔を合わせただけでは伝わりません。そのあたりは、通常のビジネスと同じ感覚だと考えてください。
 また、当たり前のことですが日本語のカードでは意味がありません。英語のビジネスカードを用意しておけば、英語間はもちろんのこと、たいていの国では大丈夫です。

 掲載する情報としては、
●名前
●住所
●電話番号・FAX番号(国際電話用に変換して記載)
●Eメールアドレス
●ホームページのURL
 この5点は最低限おさえましょう。
 なお、ホーームページは持っていなければ掲載しなくて結構です。持っている場合も、特に英語版のページを用意する必要はありません。
 住所と電話・FAX番号、メールアドレスは連絡手段にもなりますので必須です。業者によっては、定期的にカタログを送ってくれるケーースもあり、重要な情報源となりますので意外と軽視できません。
 また、相手からも必ずビジネスカードをもらいましよう。もし「切らしている」といわれたら、必要事項をメモした紙でもかまいせん。何度も訪れる機会があるわけではありませんから、取引相手の名前と連絡先だけは記録しておきましょう。

辞書(電子辞書)ー必要度ー低
 海外の業者とやりとりをしていて、わからない単語が出てきたときは便利なツールです。紙の辞書でも結構ですが、携帯しやすいという意味では電子辞書もおすすめです。
 特に最近は、手書きパッドが付いていたり、音声に対応しているものもあるほか、入力したテキストをパソコンに転送できる機能が付いているものもあります。また、多言語に対応しているものがほとんどなので、いろいろな国から輸入したい人には向いています。
 しかし、現在は無料の翻訳サイトの精度があがってきているため、ほとんどの場合はそれで事足りてしまいますO Yahoo!や㈹ooなど、辞書サイトを設置しているボータルサイトもありますので、あえて用意する必要はないかもしれません。
 ただし、買い付けの際に、意味をどうしても知りたい単語が出てくる可能性もありますので、辞書を携帯しておくと安心できるかもしれません。
 最近はスマートフォンの翻訳ソフトがあるので、それも便利。

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