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睡眠薬を使わない睡眠法.5

      2015/08/28

心を癒す睡眠術

ストレスは睡眠時間を増やす

心配事があると人は眠れなくなる
ストレスと眠り
眠りとは、大変複雑なものだということが、今までの章でおわかりいただけたでしょう。
眠りたいという欲求は毎日同じではなく、日によって違います。それは疲れであったり、心理的な要因だったりと原因もさまざまです。
ストレスがあると、脳の細胞を疲れさせます。ストレスによって、脳細胞は「ああだ、こうだ」といろいろと思い悩んで疲れ果て、眠りたいという強い信号を出すのです。
ストレスが続いていれば、どんなに睡眠をとってもまだ寝たりないと思うことでしょう。ストレスの原因は、現代に満ち溢れています。
人間関係や職場環境、また生活に急に変化があった時などは、睡眠要求にも変化が表れてくるのです。
反対に、ストレスや心配事、思い悩んでいることがあると、人は寝つかれないこともあります。ストレスは、T万では睡眠の要求量を増やし、一方では眠れなくするという相反する働きを持っています。
身心ともに疲れさせるストレス
生理学的にいうと、ストレスが増えると身体の中に乳酸が増えます。乳酸にはカルシウムを体内で利用できなくする働きがあり、心地よく眠ることができなくなるのです。
このほかストレスにはまだまだ弊害があります。ストレス状態にあると、身体のバランスが悪くなって胃潰瘍になったり、下痢と便秘をくりかえす過敏性大腸症候群になったりします。これら心因性の病気も、睡眠をたっぷりとることで避けることができるのです。
精神的なことが原因での病が、最近は増大しています。それだけ多くの人が、ストレスを抱えて暮らしているのです。
心配事やストレスで眠れない人は、眠る工夫をしなければなりません。ストレスと上手に付き合うために、趣味を持つことや運動をするなどを生活に取り入れて、気分転換を図ります。その日のストレスはその日に解消することで眠り上手になりましょう。

充実生活は快眠の元

仕事や趣味に精一杯打ち込んで、ぐっすり眠りましょう
中途半端な生き方は眠りの敵
眠りは、その人の生活態度を映す鏡でもあります。なんだかいつもぼんやりと過ごしている人や、仕事も人間関係も中途半端な人には、あまりいい眠りは訪れてくれません。
ぐっすりと眠るためには、脳が十分疲れて
いる必要があるのですが、意識を集中することが少なく、どれも突き詰めて考えたりしなければ、睡眠の要求はなかなか高まらないのです。

ゴーリキーの戯曲『どん底』の一節に「仕事が楽しみなら、人生は極楽。仕事が義務なら、人生は地獄だ」というくだりがあります。まさにこのとおりです。
仕事に主体性をもち、ある程度の責任も課せられ、正しく評価されれば仕事はやりがいのあるものとなり、楽しみとなります。反対に、仕事の能率も悪く、上司からは嫌味を言われいやいややっているのでは、お給料をもらうための単なる義務にすぎません。仕事は楽しくないし、人生そのものが空しく感じられるでしょう。

睡眠不足の悪循環
健康で明るい毎日を送るには、睡眠の役割は大変重要です。不眠で悩まされている人は、夜中にも目が覚めるので、昼間疲労感が残り、イライラしやすく、仕事にも打ち込むことができません。「眠れないのでどうも集中できない」という本人の言い訳は、決してうそではないのです。眠れないから集中できずにイライラし、仕事がおもしろくないから脳が疲れずに眠れないのです。
なかなか寝つかれなくて悩んでいる人がいたら、少しの間何かにとことん打ち込んでみることをお勤めします。そうすれば脳が疲労して、眠りを誘ってくれるでしょう。
生活を楽しくおもしろいものに変えてくれるはずの仕事や人間関係に、もっと真剣に取り組んでみることです。脳を十分に使って疲れさせ、眠りの要求を高めましょう。

睡眠前のリラックスタイム

心のリラックスがいい眠りを誘七
ぬるめのお風呂にゆったりと
眠りにつく前に、みなさんはどんなことをしているでしょうか。「さあ、寝るぞ」と気合いを入れても眠れるものではありません。いい眠りを得るためには、日中活動していた脳を、夜眠る時間に合わせてだんだんとクールダウンさせていく必要があります。
たとえば眠る直前に、ぬるめのお風呂にゆっくりとつかって、徐々に身体を温めて筋肉や身体の疲れをとります。入浴には体温を調節して眠りに一番いい体温にもっていく効果があります。また、全身の疲労回復、精神的なリラックスには最高です。温泉気分が味わえる入浴剤を浴槽に入れ、お風呂タイムを楽しんでください。
ただし熱いお湯に入ると、身体が急激に温められて、循環器系に大きな負担がかかります。また、熱い湯から上がって冷たい空気に触れると、急に交換神経が働いて血管を収縮させ、血圧が上がったり、筋肉の緊張を高めてしまいますので注意が必要です。

音楽や体操を利用して
眠る前に、カフェインの入った飲み物は飲まないようにすることはだれでも知っています。飲むならば、ほんのちょっと香りの漂うハーブティを入れて、素敵な音楽を聞きながらちょっぴり贅沢な時間を持つことをお勤めします。
BGMには、アルフアー波を用いた「眠りをさそう音楽」や「心地よい眠りのための音楽」というようなタイトルのCDも多く発売されています。眠りながら聞けるようにタイマー設定して、眠ったころに切れるようにしておければ最高です。
眠る前に、簡単な運動をしてみるのも、快眠にはいい考えです。ストレッチしながら、筋肉の疲れを取り、体を楽にしてあげます。
さまざまなリラックス法を取り入れて、「今日一日よくがんばりました」と、身体と心にごほうびをあげましょう。

眠る前のイメージトレーニング

心を落ち着けるイメージで心地よい眠りを
プラスのイメージで意識を高める
イメージトレーニングという言葉は、スポーツの世界でよく使われています。選手が試合で緊張しないために、試合のイメージを描き、そこで活躍する自分を思い浮かべるトレーニングによって記録を仲ばすとか、個人競技なら自分が優勝しているところを思い描き、自信をつけるといった方法です。
たとえば陸上の短距離走の選手が、イメージトレーニングで、真っ先にテープを切るところを想像します。すると、実際の試合のとき、想定したイメージどおりにゴールすることができるのです。人間は感情の動物ですから、イメージトレーニングで意識を高めていくことで、いい結果が表れるのでしょう。
プラスのイメージを思い浮かべれば、そのイメージに合った神経回路を使う状態が頭の中で再現されます。
そのイメージを繰り返していくと、本当に行動に移すときに、プラスのイメージどおりに神経回路が働くのです。

のどかな景色をイメージする
いい眠りにもこれを応用してみましょう。たとえば「あたたかい」「眠い」「気持ちいい」
「穏やかだ≒のんびりしている」「やすらいでいる」などの光景を思い浮かべてみます。
「のんびりした状態」を思い描いてみましょう。どこかの草原の上に寝転びながら、空を見上げると、流れる雲が見えます。そよ風が吹き、草が少し揺れています。ときどきヒバリが鳴く声がして、のどかな所です。ぽかぽか陽気で、気温もちょうどよければ、なんだか解放された気分になるでしょう。そんなとき、人はウトウトと眠くなるものです。
眠りのためのイメージは、なるべくのどかで安らげるものがいいと思います。イメージしていくことで、眠りを上手に誘えるようになれば、あなたにもきっといい眠りが訪れることでしょう。

眠る前には哲学書がぴったり

おもしろすぎる本は、眠る前には読まないで

推理小説は覚醒中枢を刺激する
寝る前に何か必ず行うことはありますか。
テレビを見ている人、フアミコンをする人、雑誌や本を読む人、家計簿をつけたり、仕事をする・・・。いろいろな夜の過ごし方があるでしょう。
できれば寝る前にすることは、覚醒から睡眠へと頭を切り替えてくれる役割を果たすものがいいようです。
就眠儀式として読書をするのは一番手軽ですが、あまりおもしろすぎる本を選ばないことが大切です。
犯人が最後までわからない推理小説などを手にしてしまったら結末が気になってしまい、読み終わるまで寝るに寝られなくなってしまいます。そういった本は眠りをさそうどころか、逆に脳の覚醒中枢を刺激してしまうからです。
知的な興奮をかきたてる本を寝る直前に読むのは、心と体の健康にとってもあまり望ましくないことなのです。

読み流せる本を選ぶ
家に仕事を持ち帰って、翌日までに読まなければいけない本などは、あれこれと頭を使わなければなりません。覚えておかなければいけないことや、仕事に必要なことを拾っているうちに、だんだんと脳が活発に働き出してしまいます。
そんな時、いざ真夜中を過ぎて、「午前2時になったから明日のためにもう切り上げて寝よう」と考えても、今度は眠れなくなってしまうでしょう。
私も以前、眠る前に論文を読んでいたことがあります。しかし、今では寝る直前に論文や仕事関係の本を読むのはやめることにしました。
おもしろすぎるものはダメ、仕事の本もダメとなると、あとは何でしょう。
読み流せる雑誌や週刊誌もいいかもしれません。また、簡単には理解できないような難解な哲学書や文学全集、思想書ならば、開いて読み始めると、すぐに頭がぼ1っとして睡魔が襲ってくるでしょう。要は、頭を休めるために役立つような本で、おもしろすぎて読むのが止められなくなる本は選ばないほうがいいのです。
でももし、せっかく話題の推理小説を読んでいる途中で、読みさしのまま眠りについてしまったら・・・。それはよほど早く犯人がわかってしまったか、難解か、それとも・・・。

ベッドにも気配りを

寝室や寝具を見直して、いい眠りのための環境を整える
寝室の環境を見直す
いい眠りのためには、寝室の環境も大切です。不眠は心や体の問題だけでは解決できないのです。
まず寝室の条件ですが、酸素の必要量から考えると大人丁人に対して必要な広さは、約3畳程度だそうです。家具を匿くことを考えれば、一人の寝室なら4畳半は必要だと思います。もっとゆったりとしたスペースがとれれば申し分ないのですが、現代の住宅事情からすればこのくらいでしょうか。
仮に小さなスペースしかなくても、部屋を整理したり必要以上の家具を持たないことなどを工夫して、快適な空間を作る努力をしてください。
方角は、日当たりのいい南向きだけがいいとは限りません。朝早く起きたい人は、朝日が入る東向きがいいでしょう。逆に仕事の関係で朝はゆっくり寝ているという人は、北側の部屋なら安心して寝ていられます。ライフスタイルにあった条件の部屋を選ぶことが大切です。
それから、風通しのいいことは大切な条件です。人は一晩にコップー杯分の汗をかくといわれます。部屋を締め切っていては、寝具が湿ってしまい不衛生です。できれば布団を干すのが一番ですが、部屋の窓を開け、しばらくのあいだ空気を通すだけでも布団の湿気がかなりとれます。布団乾燥機などを利用して、布団をふかふかさせると、もっと気持ちよく眠れることでしょう。

ベッド選びは慎重に
あなたの寝具がベッドならば、頭と胸と腰の3点を支持してくれるベッドを選ぶことをおすすめします。硬さは好みのあるところで
しょうが、硬すぎるベッドでは刺激が一晩中体に伝わって眠れないでしょうし、あまり柔らかすぎたのでは、体が沈んで寝返りが打てなくなってしまいます。腰痛のある人は、ふかふかのベッドはよけい腰痛をひどくしてしまい、よくありません。
人気のウオーターベッドは、普通のスプリングベッドよりも体にかかる圧力が一定です。
体の一部にだけ、大きな圧力がかかるということがないので、疲れにくいようです。また、水を使っているので、温度が急激に変わる心配がなく、夏は涼しく冬は暖かく快適に眠ることができます。
毎日使うベッドですから、実際に試してみて体に一番いいものを選ぶようにしてほしいものだと思います。

よい布団と枕の条件
次は布団です。掛け蒲団はあまり重いものだと寝返ることもできず、体を圧迫して寝苦しさを感じます。敷き布団は体が沈まないよう適度な硬さがほしいところです。マットレスによいものがあります。
掛け布団にはさまざまな素材がありますが、吸湿性と保温性にすぐれたもので、冬は暖かく夏は涼しい羽根布団が人気があります。布団の中の環境は、湿度が50度、温度は33度が適切だといわれます。
布団の次に重要なものは、枕です。枕が変わると眠れないとはよくいいます。枕が安眠のために重要なことの証明でしょう。しかし、私たちは意外と安易に枕を選んでいるのです。自分の体に合った枕(具体的には自分の頚椎の弩曲に合った)でなければ、心地よく眠ることができません。
枕の高さはだいたい6〜9センチのものがいいでしょう。素材は蕎麦殻やフェザー、ポリエステル、パイプ状のポリエチレンなどいろいろあります。枕は直接頭を置きますから、汗を吸い取り、同時に湿った空気を放出してくれる素材が好まれます。朝起きると首や群がこっている人や、夜中に何度も寝返りを打つ人は、まず枕を変えてみるとよく眠れるようになるかもしれません。いい眠りのための環境づくりに、ぜひ気配りをしてみてください。

寝室と寝具の条件
◆寝具と寝床内気候
睡眠中の体温を保ち、汗を吸い取る素材の布団を選ぶ

部屋は真っ昭よりも、ほの暗い程度で
(30ルックス以下)
寝床内気候
(温度33度・湿度50%)
敷き布団は柔らかすぎず、腰の沈まないものを

●悪い枕
高すぎる枕/頚椎に負担がかかり、首痛、腰痛、いびきの原因に
あごか上がる枕/口呼吸の原因になり、いびきが出やすい

枕なし/頚椎が伸びて負担かかかり、眠りが浅く、顔のむくみの原因にも

インテリア、BGMも大事

好きなものに囲まれて眠る幸せ
寝室を「自分の王国」に
睡眠のこととなると、必要以上に神経質になってしまう人がいます。
たとえば「うるさいから眠れない」「枕が硬いから眠れない」と、思い描く理想の環境から「あれもない、これもない」と減点して考えてしまうようです。しかし、人間が生活をしていく上で、なかなか100点満点の環境整備ができることは難しいでしょう。
ですから、完全な状態からマイナスしていくのではなく、今の状況から少しずつプラス志向で点数を加えていってほしいのです。つまり、布団カバーの配色を楽しんだり、寝室に好みの絵を飾るなど、今の環境からよりよい眠りを得るために、条件を加えていきまし

寝室を「自分の王国」と考えて、誰にも邪魔されない理想の部屋づくりを考えてください。だからといって、贅沢にお金をかければいいというものではありません。ほんとうに些細なことですが、ちょっとした工夫を加え
るだけで、寝室が心安らぐ場となるのです。

ファブリックや照明を工夫する
インテリアでは、まずカーテンや布団カバー、枕カバーといったフアブリックを好きな布で統一してみると、寝室全体に一体感が出てきちんとした印象を与えます。
私は、寝る前のひとときを楽しく過ごすために、小型のテレビやラジオを置いて、ベッドの中からリモコンで操作して見ています。
また、ペンと原稿用紙が枕元に置いてあり、ちょっと気になっている仕事をしたり、ふっとひらめいたアイデアを書き留めたりすることもできます。私にとっては、これだけで十分楽しい寝室となっているのです。
照明もあまり気を使う人がいないのですが、できればこだわりたい部分です。寝室の明りは間接照明がいいでしょう。寝室は、20ルクスが一番熟睡に適しているといいます。明るさを調節できる電気スタンドを、いちばん弱く絞った程度の明るさです。
これが30ルクス以上になると、眠りが浅くなるという報告もあります。最近の若い人は、
欧米などのように部屋の足元にスタンドをいくつか置いて、下から天井や壁を照らし、柔らかい光を反射させて演出しているようです。こうしたほうが、真っ暗で眠るよりも心が落ち着きます。
スタンドも、いろいろな種類があります。
いざ集めてみるととてもおもしろいものです。

クリスタルの傘がついた卓上のものや動物の形をしたもの、和紙を使って日本風の演出をしてあるものなど、自分の趣味に合ったスタンドがあれば、寝室へ足を運ぶのが楽しくなります。
できれば、蛍光灯よりも白熱灯のほうが、明りが柔らかで安らぐでしょう。
また、BGMで好きな音楽をさりげなく流し、音をインテリアの一つにします。寝る前にはテンポの早い曲よりも比較的ゆっくりとしたバラード調のものが落ち着きます。ベッドに入ったらタイマーをセットして、眠りにつくなんて素敵です。

花の香りでやすらぎを
ハーブ人気が高まっています。ハープは心を落ち着ける鎮静作用があるため、昔から快
眠の促進剤として活用されてきました。中世ヨーローッパでは、ベッドメイクの際にハープをシーツに撒いて香りをつけていました。
それほど生活に密着しているのです。毎日香りに包まれて眠れたら、目覚めもきっといいでしょう。
寝室のサイドテーブル花を生けるのも、一つの方法です。花屋さんに入るとなんともいえないいい香りで、心が明るくなる感じがします。花の香りは夜のほうが強く感じるようですから、日ごろからいろいろ試して、好きな香りを探しておくといいと思います。
ギリシャ神話の神の一人で眠りを司る神ヒプノスも、花に包まれた暮らしをしていたようです。ヒプノスは沈黙の闇で包まれた洞窟を住みかとしていて、その入り口には無数のケシの花が咲き乱れ、ケシの花から取った眠りの汁を夜の国々に撒き散らしたといいます。
人工的ではない好みの香りを部屋に置くことで、心にゆとりが持てたり、安心して眠れることができるでしょう。
日本にも、古来から鎮静作用のある意外なものがあります。それは墨です。墨に含まれるボルネオールという物質の香りが、気持ちを落ち着けてくれます。書道の前には、気持ちを落ち着けるために墨をするのですが、墨独特の香りも役立っていたのです。

ナルコレプシーって何?

突然始まる「居眠り」は病気のことも・・・
もし突然眠り始めたら・・・
眠れない人の悩みは多いのですが、突然に眠りが訪れてしまう人も、実は大変悩んでいます。
「居眠り病」といわれるナルコレブシーは、緊張したり興奮したりすると突然眠り始めてしまう病です。発作が起こると、睡眠がお一分でも時間や場所に関係なく「居眠り」が始まります。
一般に壮年期の男性に多い病気で、一説には遺伝的な要素や、糖尿病・甲状腺などの持病を持つ人に多いといわれます。日本にも約5万人の患者がいるのですが、あまりよく知らない人が多いようです。
直木賞作家の色川武大氏もこの病気を患っ
ていました。大好きな麻雀中よく居眠りをしていたといいます。
医師の治療を
この病気の人は、いつ眠りが襲ってくるかわからないのが気の毒です。仕事中に睡魔が突然襲ってきて、酒酔い運転と間違われてしまったり、急に筋肉の弛緩が起こるので、お肉屋さんが仕事中に自分の指まで切り落としてしまった例もあります。
普通の眠りの場合には、ノンレム睡眠がI段階から2段階、さらには3段階〜4段階と落ちていき、レム睡眠へ移行していくのですが、このナルコレプシーの場合には、眠りに陥ると突然レム睡眠が訪れます。そのため、筋肉の弛緩が起こり、体を支えられなくなってそのまま倒れてしまうので非常に危険なのです。
現在は、効果的な治療法がまだ見つからない状態です。しかし、症状を抑えるための研究は進んできました。
日中突然眠気に襲われ、起きているのがとても辛く困難な人は、ひょっとするとナルコレプシーかもしれません。医師の元へ行き、きちんと治療を受けて、薬を服用すれば、発作は防ぐことができます。

眠れないときは焦らない

焦る気持ちが不眠を招く。「眠らなければ」と考えずに
不眠症に要注意
特に不眠症というわけではないけれど、眠れない夜というものがあります。
何か仕事で重大なミスをおかしてしまったり、気になる人間関係のトラブルがあると、気持ちが落ち着かないまま夜になってしまいます。
悩みごとがあると眠れなくなることは、珍しいことではありません。では、悩みを解決すれば、ある程度は眠れるようになるのでしょうか。こんなとき、眠れないことに慣れていない人は「眠ろう、眠らなければ」と焦ってしまい、よけいに時間が気になり出して、眠れない結果に陥ってしまいがちです。
「睡眠不満症」の項でもお話しましたが、眠りたいけれど眠れない、あるいは眠っているがもっと眠りたい人が、不眠症の予備軍となってしまうのです。本格的な不眠症にならないためにも、眠れないときの夜の過ごし方を工夫してみる必要がありそうです。
別のことで気を紛らす
たとえば、こんなふうに考えてみるとどうでしょう。人生の3分の1は睡眠の時間です。
この忙しい現代社会で、眠ることだけに3分の1も費やしているなんて、ちょっともったいないくらいです。せっかく眠れないのだったら、この眠れない時間を有意義に使おうと考えてみるのです。
買っておいてそのまま読むのを忘れていた本を寝る前に読む、あるいは録画はしたものの見ていないビデオを見てみるのもいいでしょう。この際だから、近所迷惑にならないくらいの範囲で掃除や模様替えをしてみるのも気分転換になりますし、一度やったきりのシェイプアップビデオに挑戦するのもいいかもしれません。
私はよく、録画しておいたアニメや語学講座のビデオを見ています。アニメは孫との会話に必要なので、ときどき情報を仕入れるために見ています。自分が関心をもっている語学講座のほうは、時間のあるときにまとめて見ています。
要は眠らなければいけないと思っている神経を、一時的に別のことに向けて、再度眠りが訪れるのを待つ覚悟をすることです。
本来寝ている時間を自分のために役立てて楽しんでしまうくらいのほうが、時間を有効に使えたという満足感もあって、眠れない夜も気が楽に過ごせるのです。

不眠の原因は?

不眠のさまざまな原因を知って、適切な対策を練ろう
ストレスや病気で起こる不眠
今までお話したようなことを実践しても、それでも眠れない人は、「神経質性不眠症」かもしれません。身体的には特に異常はなく、ひどく疲れているといったわけでもないのに、あまりよく眠れない人のことをこう呼びます。
原因は主にストレスなどで脳が刺激されることにあります。このため、眠りに入りにくく、不眠になってしまうのです。眠れない日が続いても、いつかはきっと眠れる日がやってくると、のんびりと構えるのが一番いいようです。
これとは別に、不眠症の影に病気が隠れているケースもあります。高血圧や動脈硬化、脳細胞の萎縮があるとき、なかなか眠れません。精神的には、うつ病やノイローゼ、分裂病などの精神障害が不眠を引き起こしているケースも考えられます。特に自覚がないのに、不眠が続くという時は、一度健康診断を受けてみるといいと思います。また、睡眠の専門家のドアを叩いてみてください。
不眠とはちょっと違いますが、「夜間ミオクローヌス」という名前の変わった病気もあります。これは寝ている間に足がけいれんを起こして、自分で自分の足を蹴ったり、隣で寝ている人を蹴ったりしてしまうものです。たいていは、25〜40秒ほどで治まるのですが、けいれんのため夜中に何回も目を覚ましているので、不眠感が抜けません。足の筋肉に不自然な緊張感があったり、むずむずした感覚に悩んでいる人は、専門医に見てもらってください。

薬の副作用にも注意して
アレルギーを持つ人が年々増えています。
花粉症や動物アレルギー、金属アレルギーなど、どこにでもアレルギーは存在するようになりました。
これらのアレルギー症状を緩和するために、よく用いられるのが抗ヒスタミン剤です。この薬には、眠りの質を落とし、不満足な眠りをもたらす働きがあります。服用すると眠くなるとよく訴えられますが、眠くなる作用と同時に眠りを妨げてしまう副作用があるのです。
また、避妊薬のピルも、ホルモンのバランスを崩して正常な眠りに影響を与えます。
不眠で悩んでいる人で、何か常用薬を持っている場合には、その薬に副作用がないかどうか、医師に確認をとってみましょう。

患者の意思の力で不眠を解決しなければ、不眠は慢性的になり、なかなか治らない悪循環を繰り返します。
睡眠薬は、眠りをコントロールしている細胞に徐々にダメージを与えます。いい眠りを得るために飲み始めたはずの薬が結果的には不眠をひどくするなんて、矛盾した話です。薬に依存してしまうことのないよう、注意しましょう。

副作用をよく知って
あなたが不眠で悩んでいるならば、精神神経科や心療内科で、睡眠の専門家にカウンセリングを受け、指導の元に薬を服用します。
若い人はまだいいのですが、高齢者になると体内での薬の分解能力が落ちているので、副作用が強く出てしまうことともあります。悪化するとボケに似た症状を起こしてしまうこともあるほど注意が必要な薬だと認識しておいてほしいのです。
また、薬とアルコールを一緒に飲むことだけはしないでください。お酒といっしょに飲むと効き目が増幅されます。
これに慣れてしまうと今度は普通の量の薬では効きにくくなって、次第に薬の量を増やしていく結果となります。肝臓への負担も非常に大きく、身体そのものも危険な状態に陥ってしまうのです。
最も効果的な薬は、何といっても自分で不眠を治そうという意思。それをしっかりと持つことです。

漢方薬は効果あり?

漢方、気功、薬膳・・・東洋の神秘で体を整える
自然の治癒力を引き出す漢方薬
薬による睡眠はうその眠りだとお話しました。しかし、眠れない悩みというのは、古今東西あるものです。東洋医学では不眠にどのように対処するのでしょうか。
実は、中国の漢方薬にはいわゆる「睡眠薬」というものはありません。東洋医学では、西洋医学のように一つの症状だけに効く薬という考え方ではなく、体調を整え、自然の治癒力を高めるために薬を飲み、その結果症状が軽くなることを目的としています。
つまり、不眠症を退治する前提として体質の改善をはかる薬。それが漢方薬といえるでしょう。
漢方薬にはさまざまな種類があり、それらをその人の症状や体質、体格などによって配合を変えていきます。西洋医学の薬が即効性のものであるのに対して、東洋医学は体力の回復を待って、病気の元を取り除くように作られているのです。

気功や薬膳も取り入れて
漢方薬は生薬といわれます。その原料はまさに、自然界にある植物や生物から抽出されています。ですから食べ物に近く、それだけ副作用が少ないので、安心できます。
これに対して、現代医学で使われている薬のほとんどは化学物質ですから、副作用を考えると漢方薬のように長期間服用することができません。
韓国で漢方薬を使った動物実験を行ったところ、自然に近い眠りのために効果があったと報告されています。
ただ、人間についての効果や効用では、漢方薬は「なんとなくよくなった気がする」とう程度の変化が多いので、はっきりと確かめられないのが実情です。
漢方薬のほかにも、東洋にはいろいろな健康法があります。薬膳料理は素材の持つ薬効を考えた料理で、体の調子を整えることで人気です。料理に百合根を使ったものなどが、眠りにいいといわれています。疲労回復やストレス緩和に役立つのだそうです。
また、中国の気功も注目されています。激しい動きではなく、気を集中させることで体に活気を宿すのです。エクササイズよりも疲れずに運動になり、心を落ち着けることができるので、眠りにもいいかもしれません。
これらを組み合わせて、自分に合った、しかも体にやさしい、あなただけの眠りのための特効薬を見つけてください。

私だけの睡眠リズム

理想は体内リズムに合わせて眠ること
体内リズムと職場のリズム
近ごろは大手企業だけでなく、中小企業でもフレックスタイムの導入が盛んです。
たとえば午前11時から午後4時までをコアタイム(社員が揃っている時間)とし、出社や退社時間は、社員が個人でスケジュール管理をするというしくみです。
朝型人間の人は早朝出社しても苦にならないので、午前8時ごろ出社し、午後5時前には退社できると、体も疲れずにすむことでし

逆に夜型人間の人ならば、朝はなかなか起きられないけれども、夕方からは元気になって、仕事の能率も上がるため、午前10時に出社し午後7時ごろまで仕事を片付けるようスケジュールを調整できます。
体内リズムは、すべての人が同じとはかぎりません。それぞれ周期が違うのに、同じ時間帯で仕事をしているから、能率に差が出たりミスをしたり、問題が深刻になるのです。

遅刻に泣いた38時間型社員
ある会社に、どうしても朝が起きられず遅刻ばかりをしていた社員がいます。ついにその人物は、遅刻の常習を理由に解雇されてしまいました。経営者とすれば、自己管理もできず仕事の能率にも支障をきたすため、会社には不必要と判断したのでしょう。体はどこも悪いところがなかったので、怠け者としか評価されなかったのです。
しかし、その社員が医師に指示されて睡眠日誌をつけてみたところ、どうも睡眠の周期が一般の人とは違うらしいことがわかりました。睡眠日誌からわかったことは、一般に体内周期は24時間ですが、その人の体内周期は38時間もあったということです。これでは普通の人と一緒のスケジュールを組むことはとてもできません。
その人にはフリーな働き方が適していたのでしょう。今までよく眠ることができなかったのに、時間が自由に使えるようになると、ぐっすりと眠ることができるようになりました。ベッドに入るの剋一般の人より5〜6時間も遅い時間で、昼夜逆転した睡眠をとったりしています。
この例は「災い転じて・・・」といった例でしょうが、睡眠リズムの違いから現在も苦労して出勤している会社員・OLも多いことだと思います。フレックスタイムが、こういった体内周期が長い人たちの福音となることを願っています。

ブルーマンデーは怖くない

すがすがしい気分で月曜日を迎えるために
「月曜病」はなぜ起こる?
月曜日になんだか気分が落ち込んだり、朝が憂欝に感じられてしまいます。ブルーマンデー、月曜病と呼ばれるのがこの症状です。
楽しみにしていた週末が終わり、また仕事や勉強の一週間が始まると思うと、気分が冴えなくなるのは当然です。ただそういった精神的なことだけでなく、ブルーマンデーは体内周期とも重要な関わりがあります。
平日はおおよそ決まった時間に起きて、行動をおこすので、生活リズムが一定しやすい環境にあります。しかし、休日は朝遅くまで寝て、深夜までテレビやビデオを見ることもあるでしょう。特に一人暮らしの女性の場合は、時間が自由に使えることもあって、ついつい生活リズムも乱れがちです。これでは、月曜日の朝が訪れても、生活リズムはまだ夜中のままになってしまいます。
ブルーマンデーは、いわばこうした生活リズムの乱れが引き起こす「時差ボケ」の状態なのです。しかもこの憂欝な気分は、人によっては2〜3日も続いてしまいます。
規則正しい生活リズムを
いくら休日だといっても、あまりに平日と違いすぎる生活をして睡眠と覚醒のリズムを変動させていると、体に疲労感を招き、脳の神経を疲れさせます。それが続くと、不眠症に陥る可能性も否めません。
ブルーマンデーから不眠症に・・・。そうなら
ないためにも、休日でも朝起きる時間はできるだけいつもと変わらないようにしましょう。もし睡眠不足なら、昼寝や早寝でカバーしてください。ただし、あまり長々と昼寝をすると夜眠れなくなってしまうので、一、二時間で済ませます。
そんなちょっとした休日の心掛けで、月曜の朝のあなたの気分も印象も、きっとすがすがしいものに変わります。
ブルーマンデーって何のこと??
そう言える女性に、ぜひあなたもなってください。

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