カテキン

カテキン かてきん catechin

カテキンは緑茶の渋味成分の1つで、抗酸化作用をもつポリフェノールのフラバノール類に分類される色素成分です。カテキンには幾つかの種類があり、中でも最強の殺菌力を持つのが緑茶カテキンのエピガロカテキンガレート(EGCG)ですが、緑茶のカテキンの50%はこの成分で、抗ガン、抗ウィルス、抗酸化活性などに優れています。

カテキンに関連する物質にOCP注1があり、ポリフェノールの中でも強力な抗酸化作用を持つ物質で、このOPCはカテキンからできています。
●カテキンが2〜3個ほど結合した物がOPC
●カテキンが4個以上結合したものがタンニン

「乳製品に含まれるタンパク質はカテキンと結合しやすくその効果を無くしてしまうので、お茶と牛乳は一緒に飲まない」と言われていますが、京都大学大学注2の実験では「乳タンパク質は茶ポリフェノールの血圧降下作用を阻害するのではなく、その作用を遅延するとともに持続性を付加することが明らかとなった」とあり、上記のOPCがタンパク質との親和性がよくないことを考えると、「遅延する」と考えて良いように思えます。

※ 注)

カテキンと茶カテキンの比較

カテキンと言えば多くの場合、緑茶を連想します。そこで、「研究所」が集めた情報と「お茶や」さんのページ内容を並べてみました。

Webで得られる情報 お茶屋さんのWebから
コレステロールの抑制 血中コレステロールの低下
脂肪吸収の抑制 体脂肪低下作用
発ガン抑制 がん予防
抗酸化作用 抗酸化作用
抗菌作用 抗菌作用
インフルエンザ感染を抑制 抗インフルエンザ作用
ダイオキシンの毒性を抑止 —(掲載が無い 以下同様)
虫歯予防 虫歯予防
高血圧の抑制 圧上昇抑制作用
抗糖尿病 血糖上昇抑制作用
消臭 口臭予防(脱臭作用)
健胃
脳の萎縮を抑制(痴呆症)
動脈硬化予防
血栓予防作用
*抗アレルギー作用(メチルカテキンにあり・茶葉は"べにふうき")

カテキンの 【おもな働き】

 
抗菌・殺菌作用
抗ウイルス作用
活性酸素除去作用
コレステロール低下作用
体脂肪低減作用
抗アレルギー効果
虫歯に対する効果
check point :
緑茶カテキンに最強の殺菌力EGCG。 食中毒・口臭・虫歯・抗感染・ピロリ菌・過酸化脂質・糖尿病・鼻炎
出典:

カテキンの【効果】

大学などの研究室で確認または追跡中の内容 Web情報

インフルエンザ感染を抑制: 

1998年、昭和大学医学部・緑茶成分であるカテキンにインフルエンザウイルスの感染を抑える効果があることを確認した。Aソ連型、A香港型、B型などすべての種類のウイルスに効いたという

抗酸化作用: 

2002年、国立医薬品食品衛生研究所・緑茶などに含まれるカテキンの構造を改良、注目されている抗酸化作用を5倍に高めることに成功した

抗菌作用: 

2002年、昭和大学・お茶に含まれる成分カテキンの抗菌作用の仕組みを解明した

ダイオキシンの毒性を抑止: 

伊藤園、神戸大学との共同研究・カテキン成分にダイオキシンが持つ強い毒性の発生を抑える効果

脳の萎縮を抑える: 

静岡県立大・学習能力が向上することを確認した。老化によって起きる脳の萎縮も抑えられた (マウス実験)

動脈硬化予防: 

2002年、京都大学・緑茶に含まれるカテキンを球状の高分子に結合させることで、機能を持続・強化する実験に成功した

発ガン抑制: 

九州大学・カテキンの主成分が、ガン細胞表面のタンパク質にくっついてガン細胞の増殖を抑えていることを突き止めた
サプリメント・健康食品関係の説明 Web情報

脂質への強い酸化抑制作用

がんの予防や転移を防ぐ効果

胆汁酸の排泄を増やすことで血中脂質を正常化する

高い殺菌効果

  • 食中毒の予防
  • 口臭や虫歯の予防
  • 歯周病菌の増殖を抑える??

血圧上昇の抑制

血糖値の上昇を防ぐ

 →消化酵素アミラーゼのはたらきを抑える
以下は別サイトでの記載内容

動脈硬化の元凶となる過酸化性物の生産抑制

脂肪の代謝の促進

ダイエットのページでは以下のような説明になっている
  • 食後に緑茶を飲むとダイエット効果が高まるのは、カテキン類が脂肪分解酵素を活性化するため
  • 腸内での脂肪の吸収を阻害して体外に排出する働きもある
  • 食後の血中中性脂肪の上昇を抑える作用

遺伝子の変質を防止

発ガン物質の動きを抑制

強力な殺菌・抗菌作用

アレルギー性鼻炎の軽減効果

消臭効果

美白効果

↑美白効果は言い過ぎのように思いますが...
摂取食物からの効果 Web情報

抗酸化作用(茶カテキン)

抗ガン作用(茶カテキン)

高血圧低下作用(茶カテキン)

殺菌作用(茶カテキン)

除菌作用(ピロリ菌)(茶カテキン)

血糖値上昇の抑制作用(茶カテキン)

花粉症の症状を抑える効果(ウーロン茶のメチル化カテキン)

虫歯抑制作用や抗菌作用(紅茶のテアフラビン)

カテキンの【性質】

  • 水溶液中で無色の色素
  • 非常に酸化されやすい
  • 熱い湯に多く溶け出す
    テアニンは約60℃、カテキンは約80℃のお湯で溶け出しやすい。
  • 緑茶は、荒茶製造工程中で酸化酵素の働きが抑えられるため、ほとんど酸化しません。
  • 茶葉の約70%が水に溶けない不溶性成分のため、お茶として飲んでも、茶殻に70%以上の栄養的な成分が残ってしまうそうですが、カテキンは水溶性なので、大丈夫です。
  • 烏龍茶や紅茶では、酸化酵素の作用で酸化重合物(テアフラビン類・テアルビジン類)が作られます。本来は水溶液中では無色のカテキンが、オレンジ〜赤色となります。烏龍茶や紅茶が赤っぽい色をしているのはこのためです。また、テアフラビン・テアルビジンもカテキンと同じフラバノール類のポリフェノールです。
  • テアニンは、一定の時間太陽光に当て続けるとカテキンに変化します。

カテキンの【摂取】

  • お茶を入れる場合、温度と時間で溶出具合が変わります。煎茶はできるだけ高温で。また、2煎目はカテキンの抽出量が5割ほど減る。
  • 玉露は旨みを出すために日陰で茶葉を育てるため、カテキンの含有は少なくなります。
  • 新茶は乾燥重量の約20%がカテキンです。←???

カテキンを過剰に摂取した場合

  • 過剰摂取障害の報告はないようです。

カテキンが不足した場合

  • 不足した場合の報告はないようです。

主な食品

  • 緑茶
  • 赤ワイン
  • りんご(リンゴ:林檎)
  • れんこん(蓮根・レンコン)
  • ブルーベリー

備考

  • 【テアニン】緑茶に含まれる旨み成分テアニンは、一定の時間太陽光に当て続けるとカテキンに変化します。
  • 参考情報:
    http://www.naoru.com/katekin2.htm
    http://www.catechin.info/kouka/index.html