フラバノン

フラバノン ふらばのん flavanone

フラバノン類は柑橘系に多くみられる色素成分で、ナリンゲニン、ナリンギンヘスペリジン、シトロニン、リキリチンなどの種類があり、抗酸化作用をもつポリフェノールのフラボノイド系フラバノン類として分類されています。

レモンやみかんのに含まれるヘスペリジンは、抗酸化、抗アレルギー、コレステロールの抑制、毛細血管の保護など、フラバノン類の中でも多くの生理作用を持ち、"ヘスペリジン"と"ナリンギン"はフラバノン類の中心的な色素成分となっています。

ヘスペリジンは、ルチンエリオシトリンとでビタミンP(ビタミン様物質)を構成しており、医薬品に指定されています。

フラバノン類の 【おもな働き】

 
抗酸化作用
抗アレルギー
抗炎症
コレステロールの抑制
毛細血管の保護
check point :
フラバノンは柑橘系、皮と果肉で大きく違う。 動脈硬化・痔・カゼ・毛細血管・コレステロール・アレルギー
出典:

フラバノン類の【効果】

薬効成分としての効果説明 Web情報

ヒトによる長期に亘る実験で、糖転移ヘスペリジンの有効性を立証した

  • 血液中の中性脂肪の低下により動脈硬化の予防に役立つ
  • 副作用などの心配無く安全に健康食品・医薬品として服用できる http://www.hayashibara.co.jp/html/press/2005/050411/

痔治療薬:ヘスペリジン含有医薬品(血液循環改善能)

大衆薬のカゼ薬:ヘスペリジン含有医薬品(血液循環改善能)

サプリメント・健康食品関係の説明 Web情報

毛細血管の強化

毛細血管ではヒトの組織との間で、栄養や酸素などがやりとりされる。このため毛細血管には適度な透過性(通り抜ける性質)が必要で、これをヘスペリジンがコントロールしている。(※透過性はルチンが最も強力。 10倍!?)

血中コレステロール値の改善効果

中性脂肪が増加すると、動脈硬化、脳血栓や心筋梗塞の原因になるが、ヘスペリジン投与でLDL値などを低下させ、HDL値を上昇させたマウス実験の報告がある。

血流改善効果

ヘスペリジンが持つビタミンCへの安定化作用により、壊れやすいビタミンCが活性化する。これにより活性酸素を撃退し血流を改善、血圧の上昇を防ぐ。

抗アレルギー作用

アレルギー反応に対しては、血管透過性をコントロールする働きによって花粉症やアトピー性皮膚炎の症状を緩和すると考えられている。

発ガン抑制作用

口腔ガン、食道ガン、胃ガン、大腸ガンに関する報告があるようです。
以下は、因果関係がはっきりしない例です。
(Webページから部分的に抜き出ししています)

アレルギー緩和に力を発揮!?

ヘスペリジンには、ヒスタミンの放出を抑える働きがあることが、近年の研究によって明らかになった。

すこやかで丈夫な血管を保ちます

リュウマチの悩みにも働きかけます

ヘスペリジンが何らかの働きをもたらすという研究結果が報告されました。まだ研究段階ではありますが、今後その働きが立証されれば、さらなる注目を集めそうです。

ペアで摂るとビタミンCの吸収率アップ

肌のハリや弾力は、コラーゲンなどの弾力繊維によって保たれています。ヘスペリジンとビタミンCを同時に摂ることで、ビタミンCの吸収率がアップすることが明らかになっています。ビタミンCによりコラーゲンの生成がスムーズに行われ、ハリや弾力のアップ、そして、ふしぶしのなめらかな動きにつながります。

自慢の働き、スカスカの進行をブロック!

近年、ヘスペリジンにも骨密度の減少抑制に関わる働きがあると報告されています。

生活習慣病の予防にも関わるヘスペリジン

ヘスペリジンには、毛細血管を収縮する作用があります。また、血圧の上昇を抑えたり、血中のコレステロール値や中性脂肪値を低下させる働きも。こうしたことから、高血圧や糖尿病などの生活習慣病を予防することが、ヘスペリジンには期待されているのです。
摂取食物からの効果 Web情報

抗がん性:

... 結腸癌に対するヘスペリジンの予防作用(抗酸化作用)

骨粗しょう症:

... ヘスペリジンが骨量の減少を抑制

避妊効果:

... ヘスペリジンの避妊、抗性行為感染症作用

糖尿病:

... ヘスペリジンのグルコース調節による血糖値上昇抑制作用

脂肪燃焼効果:

... 血流を高め代謝を活発化するヘスペリジンの作用

免疫力を高める作用:

ナリンギン

食欲抑制作用:

... ナリンギンのフラボノイドの中でも特に強い苦み

高脂血症に効果:

... 脂肪分解を促進するナリンギンの作用

粗鬆症予防に役だっている可能性

ヘスペリジン、β−クリプトキサンチンが骨組織へのカルシウムの吸収・沈着を促進、骨組織からの溶出を抑制する作用があるようです。(温州ミカン)

慢性腎炎:

... ヘスペリジンとクエン酸の効果なのか?
http://www7.plala.or.jp/daikou/kenko.htm#kousatsu2

フラバノン類の【性質】

  • 無色の色素

フラバノン類の【摂取】

  • ナリンギンを含む食べ物:ナリンギンは、ヒトの体にある「CYP3A4」という薬効阻害酵素と拮抗し酵素の効力を落とすため、薬が効き過ぎてしまいます。グレープフルーツ・スィーティポメロ・サワーオレンジ・ダイダイ・夏みかん・はっさく、およびそれらのジュースの摂取には注意してください。市販のジュースやジャム、マーマレードで、見落とさないようにしましょう。(カルシウム拮抗剤、免疫抑制薬)
  • 果皮部分:ナリンギンがグレープフルーツ、スウィーティーなどに多く、温州ミカンには無い。
  • さのう部分(果肉):ナリンギンがグレープフルーツ(白肉種)に特に多い
  • ヘスペリジン:果皮・さのう部分ともに、レモン、ライム、バレンシアオレンジに多く、最も多い部位は中果皮(白い綿状の部分)で、果肉の約300倍、袋は果肉の約50倍。また、スウィーティーなどにはほとんど含まれていません。(未熟・完熟で大きく変わります)
  • 柑橘類は種類や部位により、含まれる機能性成分の種類や量が著しく著しく異なっています。機能成分は果皮部分に多いため、目的に応じた製品を選びましょう。(注意:輸入される柑橘類は防疫のため消毒されています。)

フラバノン類を過剰に摂取した場合

  • 過剰摂取障害の報告はないようです。

フラバノン類が不足した場合

  • 不足した場合の報告はないようです。

主な食品

  • レモンの皮・果汁
  • 温州ミカン・ミカン・ダイダイの皮
  • ザボン・夏ミカンの皮
  • グレープフルーツ
  • オレンジ
  • パプリカ
  • 甘草
  • 枳実(きじつ)
  • 陳皮(ちんぴ)

備考

  • 【漢方薬の陳皮】漢方薬として知られる陳皮は、温州みかんの皮を乾燥の皮を乾燥させたもの。なんと、七味唐辛子にも同じものが入っています。
  • 【毛細血管の透過性が良くなりすぎる現象】 浮腫、出血および高血圧症などの症状が現れ、糖尿病、痔症、慢性静脈不全症、壊血病、潰瘍などの疾病を引き起すことがあるそうです。
    関連:http://www.ezaki-glico.net/sozai/index.html
  • 【ビタミンP】ヘスペリジンはかつて、紫斑病(毛細血管の脆弱性に起因する痣などの症状)に対する有効成分としてパプリカやレモン汁から濃縮されていました。そこで、毛細血管を強化するビタミン様物質としてビタミンPと名づけられましたが、これはヘスペリジンとルチンの混合物でした。また現在では、その作用もビタミンCとの相乗作用でないかといわれています。
  • 参考情報:
    http://www.pokka.co.jp/company/news/2004/040518_01.html