フラボノイドについて

フラボノイド ふらぼのいど Flavonoids

植物の色素成分の種類は、全体でおよそ6,000種以上あるとも言われ、これらを総称してポリフェノールと呼びます。ポリフェノールはフラボノイド系フェノール酸系の2種類に大きく分類されており、フラボノイドとは、この大分類を指す言葉です。

ポリフェノールの大半はフラボノイド

ポリフェノールの約90%はフラボノイドに属しており、フラボノイドはポリフェノールの中で最も重要な色素成分類となっています。フラボノイドとして一般的によく知られているものに、
 ● 大豆のイソフラボン
 ● ブルーベリーのアントシアニン
 ● お茶に含まれるカテキン
などがあり、イソフラボンは女性ホルモン様の作用、アントシアニンは目の健康に作用するというように、色素成分により、あるいは同じ色素成分でも含まれている食品により、それが持つ作用や効果には違いがあります

フラボノイドに属する色素成分の生理作用を簡単にまとめると、およそ次のようになります。

フラボノイドに属する色素成分の生理作用

*
毛細血管を保護し丈夫にする作用
毛細血管からの吸収力を調節する作用
抗酸化作用
抗変異原性※1
抗ガン作用※2
血圧上昇抑制作用
抗菌・抗ウイルス作用
抗う歯(虫歯)作用
抗アレルギー作用
check point :
フラボノイドはポリフェノールの仲間。ポリフェノールの中で最も重要な色素成分類。
出典:
※ 注)
  • 発癌の原因となる細胞の突然変異を誘発する発ガン物質の生成や作用を抑える機能のこと
  • 発ガン後の発ガン細胞の成長を抑える機能のこと

フラボノイドの【効果】

製薬関係 Web情報

フラボノイドには多彩な作用が報告されている

抗酸化、抗菌・抗ウイルス、抗腫瘍、コレステロール低下、降圧、血糖下降など多彩な作用が報告されています。
  • これらはいずれも動物実験で見い出されたもので、ヒトでの本格的な検討はようやく始まったばかりです。

効果の内容やその程度は、物質ごとに違いがあります。

サプリメント・健康食品関係 Web情報

ポリフェノールの効きめは2〜3時間

ポリフェノールはたくさんとっても体内にたまらないため、ききめは2〜3時間しかありません。そのため、ポリフェノールをふくむ食品を3度の食事や間食でとるのがよいでしょう。
摂取食物からの効果 Web情報

フラボノイド類の効果

・動脈硬化などの生活習慣病(メタボリックシンドローム)
・抗ストレス
・抗酸化作用
・抗菌作用
  ... 肝臓の解毒作用を助け肝臓のダメージを軽くする
・血行促進(冷え性の改善)
・血行促進(冷え性の改善)
・血管強化
・血液サラサラ(ケルセチンなど)
・ガン(癌)予防
  ... ケルセチン、ケンフェロール、ミリセチンなどの作用
・抗アレルギー作用

フラボノイドの【性質】

  • フラボノイドはほとんどの植物に含有されいて、光合成によってできる植物の色素や苦味の成分であり、植物細胞の生成や活性化などを助ける働きをもちます。
  • フラボノイドの多くは、黄色やクリーム色の色素ですが、アントシアニンの紫色もあります。(語源:flavus黄色・ラテン語)

フラボノイドの【摂取】

  • フラボノイドは野菜、果物、豆類、穀類、ナッツに多く含まれていますが、それぞれの食物により効果は異なり、消化・吸収される量は微量です。
  • フラボノイドなどの色素成分は、植物自身が紫外線がら自身を守るために作られる成分です。旬のものや、よく熟したもの、多少キズがあるものに多く含まれています。
  • フラボノイドは、食事でバランスよく野菜をたくさん食べる習慣があれば、不足することはないようです。
  • 食品加工の段階で一般的に50%程度、減少するといわれています。

フラボノイドを過剰に摂取した場合

  • フラボノイドをたくさん摂取しすぎたための過剰症の報告はないようです。
  • 「少量で良いものは大量ではもっと良い」傾向があり、健康食品を利用する場合、その摂取量は自分の食生活を基準に考えることが必要です。
    安全性研究ニュースより:
    http://www.jpha.or.jp/jpha/jphanews/anzen_news/33.html

フラボノイドが不足した場合

  • 不足した場合の報告はないようです。

主な食品

  • 緑茶
  • 桑の葉
  • アメリカンチェリー
  • レモン
  • みかん(ミカン)
  • あしたば(明日葉)
  • グレープフルーツ
  • ローズヒップ
  • 赤ワイン
  • 夏みかん
  • ブルーベリー
  • そば
  • タマネギ
  • 大豆

こんなところにも!

●シークワーサーは昔から沖縄の北部に自生(じせい)する野生(やせい)の柑橘類で、健康系の果実として注目を集めています。ビタミンC、ビタミンB1、クエン酸、ノビレチンなど、各種ミネラルが含まれており、特に最近注目のノビレチンはフラボノイドの一種で、血糖値や血圧が上がるのをおさえる効果が期待されています。(出典:サントリー なるほどQ&A)

●プロポリスにはポリフェノールの成分のひとつであるフラボノイドやいろいろなビタミン類、ミネラル、アミノ酸など、人間の健康維持に有効な成分を豊富に含んでいることが知られています。ブラジル産やヨーロッパ産、中国産などが良く知られていますが、国によって含まれている有効成分やその量なども異なっています。(出典:サントリー なるほどQ&A)

備考