オレイン酸

オレイン酸 おれいんさん oleic acid

オレイン酸は、オリーブ油・キャノーラ油・ナッツ類などに多く含まれる一価(単価)不飽和脂肪酸を代表する脂肪酸です。オレイン酸は不飽和脂肪酸の中では最も酸化されにくく、ヒトの体内では活性酸素と結びついて過酸化脂質をつくりにくいため、動脈硬化・高血圧・心疾患などの生活習慣病を予防・改善するとして、リノール酸摂取過多の現代では見直されています。

オレイン酸はω9系(n-9)に分類される一価の不飽和脂肪酸:

不飽和脂肪酸には一価や多価といわれる区別があり、これは二重結合の数を示しているのですが、ヒト(動物)は二重結合が一つ(一価)のオレイン酸を飽和脂肪酸から体内で合成できますが、2つ以上のものは合成することができません。また、この数が多くなると酸化しやすい性質となり、オレイン酸は二重結合が1つ(一価)のため、不飽和脂肪酸の中では最も酸化しにくい性質をもっていますが、飽和脂肪酸との比較では、当然、酸化されやすいものです。

オレイン酸は、過酸化脂質の発生を少なくする:

酸化されにくいため加熱料理も安心して使うことができるオレイン酸は、体内では、活性酸素と結びついて過酸化脂質となることも避けることができます。過酸化脂質はDNAに損傷を与えることで発ガンを招き、アテローム性動脈硬化にもつながります。酸化されにくいオレイン酸の摂取は、発ガンや動脈硬化にともなう心筋梗塞・脳梗塞・高血圧・糖尿病など、生活習慣病の予防・改善に役立つといわれています。

HDL(善玉)コレステロールは下げずに、LDL(悪玉)だけを減らす

オレイン酸の働きで最もよく知られているのは、血液中の悪玉コレステロールを除いて動脈効果や心臓病、高血圧を予防することです。
そもそも、悪玉コレステロールは脂肪摂取量に応じて多くなるのですが、特に陸上動物由来の肉類に含まれる脂肪の過剰摂取はLDLを増やします。

オレイン酸は多過不飽和脂肪酸と同様に、悪玉コレステロールは減らすが、善玉は減らさないという実験報告が注目されています。

胃酸の分泌が少なくなる

オレイン酸は胃での滞在時間が飽和脂肪酸に比べると短いため、その分、余計な胃酸を分泌しなくてもよくなります。このため、胃もたれ・胸焼けすることが少なくなり、胃酸過多症胃炎・胃弱・胃潰瘍・十二指腸潰瘍などの予防・改善にも効果的です。

排泄物を柔らかくして便秘を予防、解消する

便秘になりやすいのは、食物繊維が不足することが最大の原因と考えられますが、ダイエットなどで油脂を避けることもまた、便秘に悪影響を及ぼします。オレイン酸は石けんやシャンプーの原料としても用いられ、これはオレイン酸のもつ界面活性(乳化)作用によるものです。摂取したときには、腸内物をやわらかくして排便を促す作用となります。

オレイン酸の【働き】

*
オレイン酸は過酸化脂質の発生が少ない
DNAの損傷が少なくなり、発ガンを抑制する。
動脈硬化を予防(心疾患・高血圧・糖尿病などの生活習慣病の予防と改善)
オレイン酸はLDL(悪玉コレステロール)を低減する
悪玉コレステロールは減らすが、善玉は減らさないという実験報告
オレイン酸は胃酸の分泌を抑える
胃酸過多や胃潰瘍を予防します。
オレイン酸は便秘を予防する
乳化作用で排泄物を軟化し、腸の運動を良くします。
オレイン酸は肌の健康を維持
オレイン酸は皮脂の構成成分。不足するとくすみや肌荒れの原因の1つとなる。
check point :
オレイン酸は、生活習慣病・胸やけ・胃酸過多・胃潰瘍・便秘・肌あれ

オレイン酸の【効果】

製薬関係 Web情報
お休み
サプリメント・健康食品関係 Web情報

皮脂の41%がオレイン酸

人の肌の潤いを与える成分である皮脂の41%がオレイン酸、25%がワックスエステル、16%が皮脂酸、12%がスクワレン、その他5%となっています。
皮脂膜のケアには、41%を占めるオレイン酸を使用すれば良いことになります。椿油にはこのオレイン酸が81%〜93%も含まれています。
http://www.tubakiabura.com/oreinsan/
以下は別サイトでの記載内容

オレイン酸は、皮膚に対する柔軟性がある

肌へのなじみを良くするためにクリームに配合したり、泡立ちを良くするために中和して脂肪酸石鹸にしたり、シャンプーに配合される。
経口による主な効果は、血中コレステロールを減少させ、血液をさらさらにする。リノール酸と違って、悪玉コレステロールだけを減少させる。不飽和脂肪酸で酸化されにくいため、発ガン原因の過酸化脂質を作りにくいという。
しかし、オリーブ油といってもカロリーは高いため、炒め物などには少量使う注意が必要である。オレイン酸を多く含むものには、オリーブ油のほかツバキ油がある。
http://allabout.co.jp/glossary/g_cosme/w005910.htm
以下は別サイトでの記載内容

オレイン酸:食用の場合

・善玉コレステロール(HDL)は低下させず、...
・熱に強く、ほかの脂肪酸に比べて酸化しにくい...
・親水性と親油性のバランスの幅が他の乳化剤に比べて広く、砂糖と反応させて乳化剤に用いられる...
・乳化剤の他に、粘度調整やデンプンの老化防止、食感の改良などの目的で使用される...

オレイン酸:化粧品に使う場合

・不乾性油で保湿力が高く、蒸発しにくい...
・人の肌の表面をおおう皮脂と同じ構造をもっており皮脂になじみやすいため、乳液やクリームに使用される...
・レイン酸由来の界面活性剤の原料に使用され、石鹸やシャンプーの洗浄剤として配合される...
・油やけしにくく、紫外線を吸収する...

オレイン酸:大人のニキビ肌

ニキビの原因となるのが「アクネ菌の増殖」。
脂肪酸であるオレイン酸をエサにアクネ菌が増殖し、ニキビが悪化するケースがあります。植物オイルのクレンジング料などに含まれるオレイン酸に注意 ...
摂取食物からの効果 Web情報

オレイン酸:

オレイン酸は腸で吸収されにくいので腸内物をやわらかくして排便を促し、大腸がんを防ぐという報告もあります。。
以下は別サイトでの記載内容

オレイン酸:

オレイン酸は皮膚刺激性が少なく、クリームやローション等の化粧品の原料に多く用いられている
以下は別サイトでの記載内容

オレイン酸:

オレイン酸もリノール酸同様コレステロール低下作用があり、しかもリノール酸と違ってHDLコレステロールは低下させません。しかも他の脂肪酸に比べて酸化されにくいという性質も持っている。いいことばかりのように見えます。
残念ながらまだ、オレイン酸を余分にとって動脈硬化を抑制したという証明はないのです。実はサルを使った実験では、MUFA食(オレイン酸など)はPUFA食(リノール酸など)に比べて動脈硬化進んでしまったという逆の結果になってしまいました。

オレイン酸の【性質】

  • 融点16.3°C。
  • 水には溶けず、クロロホルム、アセトン、エーテルなどの有機溶媒に溶ける
  • 浅黄色から黄褐色
  • ラードのようなニオイ

オレイン酸の【摂取】

  • 飽和:オレイン酸:多価不飽和脂肪酸 = 3:4:3の比率が望ましい。
    つまり、脂肪酸全体の約4割を一価不飽和脂肪酸が占めるのが望ましいとされています。「第六次改定日本人の栄養所要量」より
    ※動物性脂肪に多く含まれる飽和脂肪酸の摂取過剰から、動脈硬化、心臓疾患、アレルギーなどの生活習慣病が引き起こさせることへの懸念から、飽和脂肪酸を少なくすることを推奨している。
  • 第6次改訂栄養所要量:n-6系 : n-3系 = 4 : 1

オレイン酸を過剰に摂取した場合

  • オレイン酸の摂取量は定められていませんが、過剰摂取はエネルギー過剰になり肥満を招きますので脂質の摂取には注意が必要です。

オレイン酸が不足した場合

  • ニキビ、肌荒れ

主な食品

  • オリーブ油
  • 菜種油(キャノーラ油)
  • 調合サラダ油
  • ひまわり油
  • サフラワー油
  • 牛脂
  • 落花生油
  • 豚脂
  • メカジキ
  • シシャモ
  • うなぎ蒲焼
  • 牛ひき肉
  • 豚肩赤肉
  • 生ハム
  • ナッツ類
  • アボガド

備考

  • 【飽和脂肪酸】:主に動物性脂肪に多く含まれています。体に大切な栄養素も含まれていますが、血液中のコレステロール値を上げる作用があるので、過剰摂取は禁物です。
  • 【不飽和脂肪酸】:植物油や青身の魚に多く含まれているのが不飽和脂肪酸です。オレイン酸、リノール酸、α−リノレン酸、DHA、EPAなどがあり、体の中でそれぞれ特徴のある働きをしてくれます。そして、不飽和脂肪酸は、構造上の違いから、一価と多価の不飽和脂肪酸に分かれます。
  • 【必須脂肪酸】:多価不飽和脂肪酸「リノール酸・リノレイン酸」は、体内で合成することができず、食物から摂らなければならないため必須脂肪酸といわれています。特に近年、「α−リノレン酸」はアレルギー症状の緩和、皮膚を健やかに保つ、ダイエットに効果があったなどとても注目されています。また、α-リノレン酸は、体内でエネルギーになりやすく、必要に応じからだの中で同じn-3系多価不飽和脂肪酸グループのEPA、DHAに作り変えられることが特長です。
  • 【ベニ花一番 高オレイン酸 76% 圧搾一番しぼり 】http://www.sokensha.co.jp/products/benibanaichiban.html