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冷えや冷え性の生薬:川芎(センキュウ)は、漢方薬として冷え性・貧血・生理痛・月経不順などに用いられる

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冷えや冷え性の生薬、川芎(センキュウ)


* 病院で処方される薬の中にも漢方薬が目立つようになってきました。
* 薬能とは、中国伝統医療において経験的に約束された効能のこと。
* 【中医学薬能・川芎】 ... 活血行気 去風止痛
 

川芎(センキュウ) 別名:四川ラビジ
 

川芎(センキュウ) * 冷え性の入浴剤としても使われる
● 川芎(センキュウ)は、当帰と同じセリ科の植物で根茎を湯通して乾燥させて用いる。精油分を豊富に含む(12%)。漢方薬として最も使われている生薬。本来は芎窮(きゅうきゅう)と呼ばれていたが、四川(すちゎん)省のものが優良品であったため、この名称になったという。浴用では、肌にうるおいを与え、入浴後も、しっとり感が持続します。
● 料理用ハーブとして主に使われるヨーロッパのラビジや、北米で人気のあるハーブ、オシャの仲間です。身体のバランスをとり、熱感よりも寒けが強い風邪による頭痛、偏頭痛、肩こりによく効く。
適応: 頭痛やのぼせ 貧血傾向 各種婦人病
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成分:
精油 - ligustilide, cnidilide, neocnidilide, butylphthalide, butylidenephthalide など
薬理作用:
中枢抑制作用, 末梢血管拡張, 抗血栓, 鎮痙, 腸血流量増加, 皮膚温度上昇, 免疫賦活, 放射線障害防護効果
効能・用途: 川芎(センキュウ)は、補血、強壮、鎮静、鎮痛、駆瘀血薬として、冷え性・貧血・生理痛・月経不順などに使われる。
* Key word *
補血・強壮・鎮静・鎮痛・駆瘀血薬(漢方薬として冷え性・貧血・生理痛・月経不順などに)

◆ 川芎(センキュウ)は、かぜ(内服)薬、婦人薬、滋養強壮保健薬、などに配合される。
川芎の処方例(医薬品)【四物湯】: 四物湯(シモツトウ)は血液の循環を改善し、身体をあたためたり、皮膚を潤し、ホルモンバランスを調整する効果もある。産前産後の諸種の障害や、月経不順、月経痛、月経過多、冷え性、しもやけ、しみ、高血圧症、貧血症、更年期障害を改善する。皮膚が乾燥して色つやの悪い、胃腸障害のない人に用いられる。
おもな生薬; 当帰(トウキ)・川きゅう(センキュウ)・芍薬(シャクヤク)・地黄(ジオウ)
産地: 中国、日本。
【川芎の医薬品】温経湯: 温経湯(ウンケイトウ)は、月経不順や月経困難、月経痛、更年期障害、神経症、頭痛、腰痛などの症状を改善する。
【川芎の医薬品】当帰芍薬散: 当帰芍薬散(トウキシャクヤクサン)は血行をよくして体をあたため、貧血症状を改善する。また、痛みをやわらげたり、ホルモンバランスを調整する働きもある。月経不順、月経異常、月経困難、月経痛、子宮内膜炎、不妊症、帯下、産前産後あるいは流産による障害(つわり、貧血、疲労倦怠、めまい、むくみ、腹痛、妊娠腎、痔核、習慣性流産など)、更年期障害、めまい、頭重、肩こり、腰痛、坐骨神経痛、足腰の冷え、しもやけ、むくみ、にきび、しみ、心臓衰弱、血圧の異常、慢性腎炎、腎臓病、ネフローゼ症候群、脚気、ヒステリー、痔核、脱肛などを改善する。冷え性で疲れやすく、貧血気味で、下腹部痛、耳鳴り、動悸などがおこりやすい、比較的体力の無い人に用いられる。
【川芎の医薬品】温清飲: 温清飲(ウンセイイン)は、月経不順、月経困難、更年期障害、神経症などの症状を改善する。
【川芎の医薬品】荊芥連翹湯: 荊芥連翹湯(ケイガイレンギョウトウ)は蓄膿症、慢性鼻炎、慢性扁桃炎、にきびを改善する。手や足に汗をかきやすく、化膿や炎症がおこりやすい、比較的体力のある人に用いられる。
【川芎の医薬品】酸棗仁湯: 酸棗仁湯(サンソウニントウ)は神経をしずめて、不眠を解消する。このため、心身が疲れている人の不眠症を改善し、神経過敏で不安などをともなう、体力の衰えている人に用いられる。
【川芎の医薬品】七物降下湯: 七物降下湯(シチモツコウカトウ)は主に血流を改善する効能がある。高血圧にともなうのぼせ・肩こり・耳鳴り・頭重を改善します。虚弱体質で疲れやすい人に用いられる。
【川芎の医薬品】四物湯: 四物湯(シモツトウ)は血液の循環を改善し、身体をあたためたり、皮膚を潤し、ホルモンバランスを調整する効果もある。産前産後の諸種の障害や、月経不順、月経痛、月経過多、冷え性、しもやけ、しみ、高血圧症、貧血症、更年期障害を改善する。皮膚が乾燥して色つやの悪い、胃腸障害のない人に用いられる。
【川芎の医薬品】十全大補湯: 十全大補湯(ジュウゼンタイホトウ)は体力を補う効能があり、低血圧症、貧血症、神経衰弱、疲労、倦怠、胃腸虚弱、胃下垂、痔ろう、脱肛などを改善する。病後、手術後、産後、または病中に体力が衰えている人や、やせて食欲がなく衰弱している人で皮膚が蒼白く、疲労、倦怠、貧血、寝汗、手足の冷えなどをともなう場合に用いられる。
【川芎の医薬品】十味敗毒湯: 十味敗毒湯(ジュウミハイドクトウ)は皮膚の赤みやかゆみを発散して、腫れや化膿を抑える働きがあり、初期の化膿性皮膚疾患、初期の急性皮膚疾患、じんましん、急性湿疹、みずむし、にきび、とびひ、乳房炎などを改善する。アレルギー性の湿疹などを起こしやすい、比較的神経質な人に用いられる。
【川芎の医薬品】清上防風湯: 清上防風湯(セイジョウボウフウトウ)は顔の熱や炎症をやわらげて、皮膚病の原因となるものを取り除く効能を持ち、にきびなどの顔の皮膚病を改善する。
【川芎の医薬品】川芎茶調散: 川芎茶調散(センキュウチャチョウサン)は風邪のひき始め、女性の生理や更年期にともなう頭痛を防いだり、抑える働きがある。
【川芎の医薬品】疎経活血湯: 疎経活血湯(ソケイカッケツトウ)は身体の血行や水分循環を良くし、また痛みを抑える働きがある。その働きから関節痛、神経痛、腰痛、筋肉痛を改善し、腰や手足の筋肉が激しく痛む人に用いられる。
【川芎の医薬品】治頭瘡一方: 治頭瘡一方(チヅソウイッポウ)はただれ、かさぶた、かゆみなどを解消する。そのため、湿疹、くさ、乳幼児の湿疹を改善。外見が汚く、においやかゆみをともなう、比較的体力のある人の顔や頭の湿疹に用いられる。
【川芎の医薬品】当帰飲子: 当帰飲子(トウキインシ)は肌にうるおいを与え、かゆみをしずめる効能がある。そのため、分泌物の少ない湿疹やかゆみを改善し、比較的体力のない冷え性の人に用いられる。
【川芎の医薬品】女神散: 女神散(ニョシンサン)は体内の血行と水分循環をよくし、高ぶった神経の不調を鎮める。のぼせやめまい、産前産後の神経症や月経不順を改善し、更年期障害や自律神経失調症にも適す。
【川芎の医薬品】防風通聖散: 防風通聖散(ボウフウツウショウサン)は身体の中の熱を和らげる働きがある。また、体内の水分循環を正常化して、便通をよくする効能もある。このため高血圧による動悸・肩こり・のぼせ、肥満症、むくみ、便秘、胃酸過多症、腎臓病、慢性腎炎、心臓衰弱、動脈硬化、痔疾患、湿疹、脳溢血などの改善に用いられる。腹部に皮下脂肪が多く、便秘、肩こり、尿量の減少などの症状の人に処方される。
【川芎の医薬品】抑肝散加陳皮半夏: 抑肝散加陳皮半夏(ヨクカンサンカチンピハンゲ)は高ぶった神経を鎮めたり、筋肉のこわばりをほぐしてくれる働きがある。神経症、不眠症、更年期障害、高血圧・動脈硬化による神経症状、小児の夜泣き、小児疳症の改善に用いられる。
注意
  1. 生薬とは植物を中心に、動物や鉱物をふくめ天然のものから作られた薬です。中国薬物研究所などによると生薬の種類は、薬草類が278種、動物類52種、昆虫類18種、鉱物類36種の合計394種となっています。
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