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冷えや冷え性の生薬:香附子はカヤツリグサ科の植物の根茎。生薬では月経不順、月経痛、神経痛、諸種の腹痛などに効果。

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冷えや冷え性の生薬、香附子(コウブシ)


* 芳香性、プロスタグランジン生合成阻害作用がある
* 通経・浄血・鎮痛薬として月経不順、月経痛、神経痛、諸種の腹痛などに応用
* 【中医学薬能・香附子】 ... 疏肝理気、調経止痛
 

香附子(コウブシ) 別名:ハマスゲ、香附、香附米、沙草
 

香附子(コウブシ)
● 香附子(コウブシ)は、乾地に生えるカヤツリグサの一種の塊茎を掘り取って乾燥させたもの。雑草としてよく見かけられる。日本、沖縄、東南アジアに分布し、漢方では「香附子(コウブシ)」と呼ぶ。成分にセスキテルペン(シペレン・シペロールなど)・モノテルペン・糖・脂肪油を含む。
適応: 月経不順/生理痛 慢性胃炎/十二指腸潰瘍 みぞおちのつかえや膨満
* * *
成分:
セスキテルペン - cyperone, cyperol, isocyperol など
モノテルペン - l+α-pinene, cineol など
その他 - D-glucose, D-fructose、脂肪酸など
薬理作用:
プロスタグランジン生合成阻害, 筋弛緩作用, 皮膚障害抑制
効能・用途: 香附子(コウブシ)は、理気作用、鎮痛作用、月経調整作用があり、通経、浄血、鎮痛薬として月経不順、月経痛、神経痛、諸種の腹痛などに良いとされる。
* Key word *
胃の痞塞感(ひそくかん)や脇腹部の脹満感(ひまんかん)・腹痛・頭痛・月経痛・月経不順

◆ 香附子(コウブシ)は、かぜ(内服)薬に配合される。
カヤツリグサ: 紙の起源と言われるパピルスは有用植物として高い価値を持ったカヤツリグサ科の代表である。また、ござや筵(むしろ)などを編むための優れた材料として、利用されてきた。菅笠や蓑がかつてはカンスゲやカサスゲで作られた。
産地: 中国、韓国、日本。 (北朝鮮、ベトナムからの輸入もある)
【香附子の医薬品】香蘇散: 香蘇散(コウソサン)は感冒、頭痛、じんましん、神経衰弱、女性の更年期神経症、神経性月経困難症を改善する。胃腸が弱く、食欲不振、抑うつ、頭重、めまい、耳鳴り、などをともなう神経質な人によく用いられる。
【香附子の医薬品】参蘇飲: 参蘇飲(ジンソイン)とは胃腸の働きを助け、風邪の諸症状を改善する。感冒や咳を改善し、頭痛、発熱、みぞおちのつかえ、嘔吐などをともなう、胃腸の弱い人に用いられる。
【香附子の医薬品】川芎茶調散: 川芎茶調散(センキュウチャチョウサン)は風邪のひき始め、女性の生理や更年期にともなう頭痛を防いだり、抑える働きがある。
【香附子の医薬品】二朮湯: 二朮湯(ニジュツトウ)は腕や肩の痛みをやわらげる働きがあり、主に五十肩を改善する。
【香附子の医薬品】女神散: 女神散(ニョシンサン)は体内の血行と水分循環をよくし、高ぶった神経の不調を鎮める。のぼせやめまい、産前産後の神経症や月経不順を改善し、更年期障害や自律神経失調症にも適する。
注意
  1. 生薬とは植物を中心に、動物や鉱物をふくめ天然のものから作られた薬です。中国薬物研究所などによると生薬の種類は、薬草類が278種、動物類52種、昆虫類18種、鉱物類36種の合計394種となっています。
  2. このサイトでは生薬の一部を掲載するものです。また、掲載する説明内容は、全ての事象を網羅するものではありません。
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