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冷えや冷え性の生薬:膠飴(コウイ)はイネ科もち米でつくるアメのこと。胃腸障害・腹痛・咳嗽・吐血・口渇・咽痛・便秘。

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冷えや冷え性の生薬、膠飴(コウイ)


* 病院で処方される薬の中にも漢方薬が目立つようになってきました。
* 薬能とは、中国伝統医療において経験的に約束された効能のこと。
* 【中医学薬能・膠飴】 ... 補中緩痛 潤肺止咳
 

膠飴(コウイ) 別名:軟糖
 

膠飴(コウイ)
● 膠飴(コウイ)は、イネ科の粳米、大麦、小麦、粟などの種子を蒸した後、麦芽と温湯を加えて糖化させ、濾過後蒸発させ水分を除きアミラーゼで糖化した「飴」。成分は、麦芽糖70%、デキストリン15%など。
適応: 痰 咳嗽
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成分:
マルトース、デキストリン、蛋白質、脂肪など

薬理作用:
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効能・用途: 膠飴(コウイ)は、滋養作用、緩和作用、などがあり、鎮痛薬として、消化性潰瘍、慢性胃炎、腸管癒着 また、慢性気管支炎、肺結核などに良いとされ、過労による胃腸障害・腹痛・咳嗽・吐血・口渇・咽痛・便秘などに用いる。胃腸障害によくみられる腹痛を緩和する。
非常に甘いため、腹部膨満を生じやすく、腹部膨満・悪心・嘔吐などに症状があるときには避けた方が良い。
* Key word *
胃腸障害・腹痛・咳嗽・吐血・口渇・咽痛・便秘
水飴も重要な漢方: 古書に「糯米、粳米、栗米、蜀栗米、黄精、いずれからでもつくれるが、糯米(もち米)でつくったものだけが薬になり、他は食料になるだけだ」とある。どんなデンプンからでも飴はできるが、もち米から作った飴しか薬にはならないというわけ。今、市場では、トウモロコシを原料とした膠飴が出回っているようだが、漢方薬の栄養補助的存在にしか考えていないとしたなら、先人の苦労は報われない。
膠飴は"粘り"がないと効を示さない。粘りのある膠飴は、体内に吸収されにくく小腸や大腸に留まって腹中痛・腹中寒を治す。 粘るためには、もち米でなければ本来の力がでないようだ。
【膠飴の医薬品】小建中湯: 小建中湯(ショウケンチュウトウ)は腹痛をやわらげ、胃腸の調子をよくしたり、体力をつけ、体を丈夫にする効能がある。このため、疲労倦怠、神経質、慢性胃腸炎、胃腸病、貧血症、腺病質、頻尿や、小児の虚弱体質・夜尿症・夜泣き・下痢・便秘・夜啼症を改善する。虚弱体質で疲れやすく、腹痛、動悸、手足のほてりや冷え、のぼせ、頻尿または多尿をともなう、顔色のすぐれない人に用いる。
【膠飴の医薬品】黄耆建中湯: 黄耆建中湯(オウギケンチュウトウ)は、虚弱体質や病後の虚弱、寝汗などを改善する。疲労しており、汗が出やすい方によく処方される漢方薬。
注意
  1. 生薬とは植物を中心に、動物や鉱物をふくめ天然のものから作られた薬です。中国薬物研究所などによると生薬の種類は、薬草類が278種、動物類52種、昆虫類18種、鉱物類36種の合計394種となっています。
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