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冷え性の入浴剤成分・ナトリウム塩。硫酸ナトリウム・炭酸ナトリウム・炭酸水素ナトリウムの説明。

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知っておきましょう:冷え性の入浴剤成分、ナトリウム塩

無機塩類系入浴剤成分の1つ、ナトリウム塩についての説明です。

冷え性の入浴剤成分:ナトリウム塩


冷え性ではお風呂で温まるのも時間がかかります。
入浴剤を利用して温まりやすくしたいですね。
入浴剤には、無機塩類系、炭酸ガス系、薬用植物系、酵素系などがあり、
冷え性解消には、無機塩類系・炭酸ガス系・薬用植物系の3つが効果的、ここでは、無機塩類系の「塩」を見ていきましょう。

無機塩類系について

温泉に含まれる無機塩類とは、地下水が温泉水に変化していく途中で周囲の岩石や地層などから溶け出したミネラル分です。たとえばシリカ、ナトリウム、カリウム、マグネシウム、鉄などです。
このミネラルの1つ「ナトリウム」、ナトリウムを多く含む温泉は「熱の湯」といわれ、湯冷めしない、抹消血管の血流が良くなる、などの効用があり、冷え性、肩こり、腰痛などに効果、また、末端血流の改善効果から、抜け毛が減る、痔に効果があるなどもいわれています。

実験では、15グラムの塩(塩化ナトリウム)を入れた風呂に5分入浴して、その10分後の皮膚の温度を測ると、塩を入れていないサラ湯に同じ時間入ったときより高く、しかも2時間後まで皮膚の表面温度が下がりにくかったという、報告があります。

塩を入れるとなぜ体が温まるのか?
塩が皮膚表面のタンパク質や脂肪と結合して"錯塩(さくえん)"と呼ばれる皮膜を肌の表面に作り、この膜が、体から熱が放散するのを防いでいるという説が有力のようで、詳しいことは分かっていないようです。

無機塩類系入浴剤の成分
無機塩類系の入浴剤の最大の効果は、塩類が皮膚の表面の蛋白質と結合して膜を形成し、この膜が身体の熱の放散を防ぐために、入浴後の保温効果が高く湯冷めしにくいということです 。
無機塩類系の入浴剤にはおもに次のような成分が使われています。
炭酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウム、硫酸ナトリウム、塩化ナトリウム、炭酸カルシウム、硫酸マグネシウム、など。

 

温泉の「塩化物泉」


温泉で、ナトリウムが含まれる泉質のものを塩化物泉と言います。
ちなみに、泉質には3つの表し方があり、これは、「掲示用泉質名」で表したものです。
旧泉質名は、「食塩泉」、
新泉質名では、「ナトリウム−塩化物泉」と言います。

  • 温泉の泉質名:
    温泉は温泉に含まれている成分によって分類されています。さらにその分類も掲示用泉質名、旧泉質名、新泉質名の3種類があります。
    掲示用泉質名では、単純温泉、二酸化炭素泉、炭酸水素塩泉、塩化物泉、硫酸塩泉、含鉄泉、含アルミニウム泉、含銅・鉄泉、硫黄泉、酸性泉、放射能泉の11種類になります。
  1. 塩化物泉のおもな効用
    外傷、慢性皮膚病、打ち身、ねんざ、リュウマチ、不妊症など。
    また、塩化物泉を飲むと胃腸病に効くといわれています。
  2. 塩化物泉はエストロゲン分泌を刺激
    ナトリウムイオンは、脳の脳下垂体を刺激し、女性ホルモンのエストロゲン分泌を促す働きがあります。女性の更年期障害にも有効で、塩化物泉は女性にうれしい温泉です。
  3. 国内の塩化物泉
    郡山温泉、八丈島温泉、温田温泉峡、矢板温泉、箱根温泉、別府温泉、蔦温泉、青森県の温湯温泉、山梨県の湯村温泉、シルク温泉、喜連川温泉、塩釜温泉、ならは羽黒山温泉、指宿温泉、浅虫温泉、袋田温泉、都幾川温泉、北海道の旭温泉、日田温泉、和倉温泉 など
 

塩化ナトリウム(食塩)

塩化ナトリウム(食塩)が温泉に含まれることは少なく、海に近い温泉で見かけるようです。多くの温泉では、硫酸ナトリウムや炭酸ナトリウムのように、硫酸や炭酸と化合したナトリウム塩として含まれています。火山性の温泉ではマズ、こうなります。

自宅でソルトバスを考えるとき、「粗塩」や「岩塩」などの天然塩の利用がススメられています。これは、天然塩がカリウムやマグネシウムなどミネラルを豊富に含んでいるため、お湯がまろやかになり、お肌の「ツッパリ感」がなく、デトックス効果も狙っているようで、単純に「温まる」だけではないソルトバスです。

 

入浴剤では硫酸ナトリウム

市販の入浴剤では、温熱効果を持たせるときは、塩化ナトリウムではなく温泉にも含まれる硫酸ナトリウムを利用しています。硫酸ナトリウムを使うことで、風呂釜を傷める可能性を少しでも避け、残り湯で洗濯することもできます。

 

硫酸ナトリウム Na2SO4


  1. 硫酸ナトリウム:
    比重 2.698、融点 884 ℃。無色の結晶、水に可溶。水溶液は中性。
    水溶解度:16g/100ml(20℃)  
    グリセリンに可溶、エチルアルコールに不溶
    (ネットで400g入り525円)
  2. 軟水器を通過させた軟水に、重曹大さじ3杯、硫酸ナトリウム小さじ1杯、グリセリン10cc、トルマリン3ミクロンパウダー大さじ2杯入れて入りますと湯当たりが柔らかく暖まり、更にお肌の潤いが非常に良くなります。(白乳色の王朝風呂)
    ※ 硫酸ナトリウムを入れた残り湯を洗濯に使っても大丈夫です。
 

炭酸ナトリウム Na2CO3


  1. 硫酸ナトリウム:
    融点 851 ℃。白色の結晶、水に可溶。水溶液は強いアルカリ性。
    水溶解度:30g/100ml(20℃)
    エタノールにほとんど不溶  
  2. 炭酸ナトリウムを配合した入浴剤は、浴湯中で二酸化炭素を発生し泡立ちます。炭酸ガスには血管拡張作用があり、お湯に溶けた炭酸ガスは、皮膚呼吸により、容易に皮膚下に入り、直接血管に下に入り、直接血管に働きかけ、血管を拡張させます。
    血圧が下がり、血流量が増え、結果、全身の新陳代謝が促進され、疲れや痛みなどが回復、温かいお湯に入っているので、なおさら体表面の熱は血液によって全身に運ばれ、体の芯まで温かくなります。
  3. 炭酸ナトリウムは, 水に溶けると強アルカリ性になるので皮膚や粘膜を刺激します。経口摂取すると、のど、胃等を刺激します。
 

炭酸水素ナトリウム NaHCO3


  1. 硫酸水素ナトリウム:
    融点 851 ℃。白色の結晶、水に少し可溶。水溶液は微アルカリ性。
    水溶解度:7.8g/100ml(18℃)
    エタノールに不溶
    常温・常圧でも空気中の水分で、放置しておくと少しずつ分解してゆく
    水溶液は65℃以上で急速に分解する(炭酸ナトリウムになる)
    (ネットで500g入り420円) 
  2. 別名重炭酸ナトリウム、重炭酸ソーダ、略して重曹(ベーキングパウダー)。
  3. 炭酸ナトリウムほど強いアルカリではないため、皮膚をいためることも少なく、胃酸過多症の治療につかう制酸薬にも配剤される。
    石鹸と同様に皮膚や汗腺の脂肪汚れを洗浄する効果がある。
  4. 炭酸水素ナトリウムの使い方、いろいろ
    デオドラントケア目的でワキガ対策に。(お風呂ですり込む)
    気になる肘や膝、カカトには直接つけてクルクル。全身ツルスベの角質落とし。
    小鼻の黒ずみが目立たなくなった、髪にもいいらしい。
    大さじ2くらい入れて半身浴、温まる感は薄いが、入浴後はポカポカ。
    適量の重曹に適量のオリブ油(日本薬局方の)を合わせて毛穴が気になるところに塗って10分程置いてから普通に洗顔するだけ。
    水でちょっとといて鼻に塗ってしばらくたってから優しくマッサージ、そのあとスクラブ洗顔にも重曹混ぜてしつこく鼻マッサージ。これを何回か繰り返します。手間はかかるけど確実にとれる。
    湯舟に浸かりながら鼻パック。重曹にお湯を少し垂らしてネリネリして、それを鼻に塗ります。数分後軽くこすりながら少しずつ流しました
    ハミガキ、汚れが一番とれて、真っ白! 歯磨きに。ヤニも落ちる。しょっぱいけど、余分なもの(パラベンとか)が入ってないんで、安心です。スッキリするし。
    湯あかのついた洗面器や風呂椅子などは、残り湯に重曹を入れて一晩浸けてから洗うと簡単。
 
お風呂のアレコレ
  1. 半身浴  40度を超えない微温浴です。
  2. 腰湯  45〜47度のお湯です。月経不順、生理痛などの婦人病や不妊症や冷えによる腹痛などに。
  3. 分割湯とは  <3分入浴→休憩>を約3回程度、繰り返えすもの。40度以下の微温浴です。
  4. 部分浴の足湯と手浴  42度くらいのお湯に手やを10〜20分程度つかうもの。足湯は人気ですね。
  5. 温冷交互浴  温度差30度で温と冷を繰り返えすもの。自律神経のバランス回復にも効果。
  6. 硬水は「キュキュッ」  軟水は肌の油脂やタンパク質を溶かす。入浴剤や入浴後のケアが大切。
  7. これでホームスパ  家庭でもできるカンタン・スパ。
  8. お風呂での激しい温度変化  冷えるところや行動をチェック。
  9. 湯上りには水分  入浴前後や入浴中に必要なことも。常備したいハーブティー。
  10. 食前、食後の入浴  入浴前後1時間の食事は避けましょう。
  11. スポーツの後の入浴  運動後、1時間あけると疲労回復が早まります。
 
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