ビルベリー

びるべりー

ビルベリーとは、ブルーベリーの原生種と言われ、北欧の森林や草原、北米やカナダの砂地に生育する野生の多年生落葉低木。ヨーロピアンクランベリーの近縁種。

機能性食品として注目されるビルベリーは、北欧スカンジナビア半島から北部ヨーロッバの低地、低木樹地帯に育ったものを指し、別名ホワートルベリー(whortleberry)と呼ばれる野生種です。

ビルベリーの果実は夏に熟すのですが、北欧の夏は大量の紫外線が注ぐ「白夜」。このような厳しい環境で育ったビルベリーの果皮は厚く、果肉の中までも色素が濃くなる。このため、ブルーベリーのおよそ5倍といわれる量のアントシアニンを含むようになります。

日本で栽培されるブルーベリー

一方、日本での栽培種はラビットアイブルーベリーが多い。
アントシアニン含有量はビルベリーの30%程度といわれる。また、ブルーベリーが目の健康に良いといわれているがが、国立健康・栄養研究所の論文調査によるとブルーベリーやビルベリー、それらに含まれるアントシアニンの視力改善効果は認められていない。しかし、市販のサプリメントを利用したとき、効果は実感できます。何をもって視力改善としているか? ということでしょうか。

アントシアニンが機能成分

欧米ではビルベリーが医薬品、健康食品に使用されるのに対し、ブルーベリーは路地栽培用として品種改良されたもので、生食用の果実やジュースとして利用されています。

フラボノイド系ポリフェノールの「アントシアニン」は、抗酸化物質。また、アントシアニンは赤、青、紫の色を示す水溶性の色素成分でもあり、アントシアニンを含む植物は数多くある。このような中、ビルベリーのアントシアニンには次のような効果がいわれています。

  • 活性酸素の発生を抑える働き
  • 目の働きを良くする
  • コラーゲンを強化し、皮膚の老化を防ぎ、若々しい肌を保つ効果
  • 血液をサラサラにし、血行をよくする、脳卒中や心筋梗塞を予防する

アントシアニンを含有する食物

アントシアニンは目や肌の健康を保ち、抗老化、糖尿病の併合症予防に効果が期待されます。これを最も多く含むのがビルベリーですが、ビルベリー以外では次のような植物にも含まれています。(順不動)

クワ、 クランベリー(苔桃)、 スグリ(ベリーの一種、 別名カシス)、 ハスカップ、 ブルーベリー、 ブラックベリー、 プルーン、 アサイー、ブドウ、 ラズベリー、 イチゴ、 赤キャベツ、 ナス、 黒米、 黒大豆(黒豆)、 黒ゴマ、 有色サツマイモ(特にムラサキイモ)、アナスタシアブラック(ピーマンの一種)、 ツバキ など

アントシアニンは、植物が紫外線から自身を守るためにつくる物質ですので、外皮周辺に多く含まれています。食べるときに皮をむいてしまうと棄てることにななるため、農薬やポストハーベストの心配がないときは、皮ごと食べたいものです 。

加熱調理とアントシアニン

調理時の加熱は、農薬の種類によってはこれを分解する場合もるようですが、疑問が残りますね。アントシアニンは種類によってはピーマンのように加熱に弱いものがあり、ブドウ・黒豆・イチゴに含まれるアントシアニンは加熱に強いとされています。

アントシアニンは色素成分ですので、加熱で脱色・変色したら無くなったということ。あるいは、水溶性なので汁に溶け出しているのかもしれません。

 




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