田七人参(でんしちにんじん)

でんしちにんじん

田七人参は産地は主に中国雲南省文山県で栽培されており、高麗人参とおなじウコギ科ニンジン属の種類の植物。種を蒔いてから収穫まで3年を要し、商品として利用できるまでに7年を要することから「三七人参」「田三七」、お金にも換えがたい高貴な秘薬として、「金不換」ともとも呼ばれる。

高麗人参との大きな違いは、直接心臓に働きかける循環器への作用があり、田七ケトンA、田七ケトンBなどという田七人参特有の成分があることで、これらは、血流改善作用を増強し、冠状動脈疾患、狭心症に効果的といわれている。

16種のサポニンは、血流改善、過酸化物質生成の抑制、免疫力の増強などの作用で血液をさらさらにすることにより、心臓病、肝臓病、高血圧、糖尿病、抗がん作用などさまざまな疾病に効果を示す。その他有機ゲルマニュウム、アルギニンによって肝機能改善作用や滋養強壮作用を強めている。

田七人参の効果

  • 血流改善、過酸化物質生成の抑制、免疫力の増強、肝機能改善、滋養強壮
  • 心臓病、肝臓病、高血圧、糖尿病、抗がん

注意:
経口摂取で口渇、発赤、神経過敏、不眠、吐き気、嘔吐などの副作用が報告されている。まれに痰血、鼻血、歯茎の出血、月経の量が多くなるなどの出血傾向、皮膚炎が見られることがある。

薬用人参の種類

ニンジンには、セリ科の「食用ニンジン」とウコギ科の「薬用人参」があり、食用と薬用とでは全く別物。さらに薬用人参には大きく4種類あります。

  • 高麗人参・朝鮮人参
    中国・ロシア・朝鮮半島などに自生していた人参で、高麗人参と朝鮮人参は同じものと考えてもよいようです。天然ものは少なくなり、一般には人工栽培による韓国または日本産の高麗人参が入手できます。天然ものは値段の付けようがないそうです。
  • 御種人参(読み:オタネニンジン)
    江戸時代中期に幕府が密かに種子を入手(中国東北部から朝鮮が原産)して栽培に成功した品種。島根、長野、福島などで栽培が続けられている。
  • 竹節人参(ちくせつにんじん)(トチバニンジンの根茎)
    日本国内に広く分布するもので、1630年代に九州日向の山中で発見されたとされる。薬用人参とは薬効が異なる(健胃、抗炎症など)が、代用品として利用されてきた。
  • 田七人参
    (上記参照)田七人参については、血液浄化・コレステロール低下などの循環器への効果や、がん抑制効果などが報告され、注目されている。

注意:
食用ニンジン:原産地は地中海地方とされ、江戸時代初期に渡来。根の形が薬用人参に似ているため人参と呼ばれるようになったとされている。

  • アジア型:金時ニンジン、滝野川大長、島ニンジン など
  • ヨーロッパ型:三寸ニンジン、五寸ニンジン、国分大長、ナンテス、ミニキャロット など

 




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