サジー 沙棘 (ヒッポファエ)

さじー

グミ科ヒッポファエ属の潅木には6種類ほどがあり、さらに12種類ほどの亜種もある。東欧・北欧、チベット・モンゴル・シベリア、インド・パキスタンなどに多く、不毛地帯といわれるような厳しい自然環境で育つ。

優れた窒素固定能力を持ち、乾燥や塩分に強く痩せた土地でも育つなど、中国では砂漠緑化に適したものとして研究されおり、英語名はシーバックソーン( Sea-buckthorn)だが、漢字で「沙棘」となっているように、ここではモンゴル周辺の品種を指す。

「沙棘」のオレンジ色をした果実に含まれる成分は、他の果物や野菜と比較にならないほど栄養豊富。ビタミンC、ビタミンE、ビタミンA、アミノ酸、鉄・亜鉛・ナトリウムなどのミネラル類、フラボノイド類など200種類程度の栄養成分を含むといわれている。

ジュースを搾ると上層には油脂が浮かぶほど、果実と種には油脂分が多い。甘味もあるが酸味と渋味が強いため、そのまま食べることは少なく、他の果物とともにミックスジュースにしたり、パイ、ジャムや果実酒の材料にすることが多い。

一方、油脂分には不飽和脂肪酸が多く抗酸化作用があるため、美容オイルやマッサージオイルとして利用されている。

 




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