アロエ

あろえ

ユリ科アロエ属の多年草を指す総称で、種類は非常に多く現在約300種類が確認されているが、有用種はキダチアロエやアロエベラ。抗酸化物質、殺菌作用物質、食物繊維、タンパク質、ビタミンA,B,C,Eを含み、多肉部分には豊富な多糖体とミネラルを含んでいます。

欧米でアロエといえば、主にアロエベラのことをいいますが、日本でアロエといえば日本特産のキダチアロエを指すことが多い。

キダチアロエ

その名前の由来は、Aloe arbor-escensという学術名の直訳で、「小高い木のようになるアロエ」からきています。キダチ=木立ち、と覚えましょう。原産地はアフリカです。日本に入ってきてからも、ある程度の寒さや湿気に耐えられるような種に変化を遂げながら、日本の風土にもっとも合ったアロエになったのです。

  • キダチアロエは葉が細く厚さもたいしてない。
  • キダチアロエはかなり苦味がある。
    → この苦味成分がアロイン(バルバロイン)

アロエベラ

西インド諸島のバルバドス島に自生していたアロエで、現在の主産地はアメリカの乾燥地帯。旧名はアロエ・バルバデンシスといい、少し寒さに弱い特徴があります。

  • 生活習慣病やアンチエイジング(若返り)成分として、活性酸素の除去、エネルギー代謝、解毒作用に関与。
  • アロエベラは大きく葉肉が厚い。
    → アロエベラの方が多糖体が圧倒的に多い。

アロエのおもな機能性成分

アロイン、アロエウルシン、アロエニン、アルボラン(AとB)

アルボランAとアルボランBいう多糖類は、インスリンの分泌を促進して血糖値を下げる効果があり、効果は比較的穏やかですが、糖尿病の治療で投与されるインスリンよりも長く効果が続くといわれています。(東北大学薬学部の曳野教授と近畿大学東洋医学研究所の林輝明薬学博士らによる報告)

アロエの効果

  • 便秘解消
    アロインやアロエエモジンに腸の粘膜を刺激して排泄を助ける働き
  • 高血圧・血圧降下
    血管を柔軟にし、血管の壁にへばりついている塩分やコレステロール、また 中性脂肪などを取り除く効果が認められている
  • 糖尿病・血糖値降下
    アルボラン(AとB)には、血糖降下作用が認められてる
  • 二日酔い
    アロエエモジンのアセドアルデヒドを分解する解毒作用、肝臓を助ける
  • 胃痛
    アロインやアロエエモジンは苦味の成分で健胃作用がある ゼリー状の多糖体が胃や十二指腸にできた潰瘍の表面に膜を作り、 刺激から粘膜を守り痛みを和らげる
  • ガン
    アロクチンAに免疫力を高める作用(ガンは言い過ぎです)
  • 鼻炎・花粉・蓄膿症
    アロエチンが粘膜の炎症を抑える
  • 肩こりや腰痛の改善
    アロエマンナンが血行を促進
  • 頭痛
    アロインが脳血管を活性化する
  • その他
    塗布すると、打ち身・捻挫 患部の熱を取り、炎症を鎮める。また、やけど、ひび・あかぎれ、虫刺され、切り傷などにも効果があります。
  • 薬事法による制限

    日本では薬事法にアロエの薬理成分アロインが医薬品として登録されている。このためアロエベラ、ケープアロエについてはアロインの含まれる葉皮を取り除かないと食品としては使えない。

    従ってアロエベラについては、食品となっているのは中身の半透明の部分だけ(アロエベラは沖縄県で栽培されている)

    ただし、日本で一般に見られるキダチアロエについては、薬事法の「食薬部分」で特別な場合を除き「医薬品とみなさない」グループに分類されている。キダチアロエを原料としたものは、葉皮を用いた商品(お茶、ドリンク、健康食品)も販売されている。

     




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