貧血の種類について。鉄欠乏性貧血を予防・治療するための根本対処であれば、日常の食事・食生活の改善が不可欠となりますが...

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貧血 anemia

貧血の種類 掲載項目

  1. 貧血の種類
  2. 鉄欠乏性貧血の症状
  3. 各貧血の概要

貧血の種類

鉄欠乏性貧血を予防・治療するための根本対処であれば、日常の食事・食生活の改善が不可欠となりますが、これ以外が原因であれば、根本の原因を取り除かなければ改善できません。貧血の原因はさまざまで、大きく分けると3つに分類できます。
[1] 失血(大量出血)
[2] 赤血球の産生不足・不良
[3] 赤血球の過剰な破壊

[1]
失血(大量出血)
による貧血 →
事故や手術などで突然出血する場合もあるが、多くは、内臓、消化管や尿路の異常などによる出血が徐々に繰り返されている場合
・生理、子宮内膜症、子宮筋腫、子宮がん
・胃潰瘍・十二指腸潰瘍、胃がん、大腸がん、痔
・腎臓病、慢性感染症、膠原病、悪性腫瘍 など(身近な例です)
[2]
赤血球の
生産不足・不良
による貧血
赤血球のサイズ
大球性 正球性 小球性
通常よりも大きい
赤血球の分化に異常がある
通常のサイズ
通常よりも小さい
赤血球をつくるための材料不足







正色素性
通常の濃度で含まれている
●巨赤芽球性貧血
  葉酸欠乏
  ビタミンB12欠乏
(悪性貧血ともいう)
・再生不良性貧血
・赤芽球勞
・骨髄異形成症候群
*
低色素性
ヘモグロビン量が少ない
ヘモグロビンの産生に障害
* * ●サラセミア
●鉄芽球性貧血
●鉄欠乏性貧血
[3]
赤血球の
過剰な破壊(溶血)
による貧血
血球の寿命は約120日間。
この寿命に近いものや寿命を過ぎたものは、骨髄、脾臓、肝臓にある貪食細胞に捕食され、破壊される。寿命に達していない赤血球が破壊(溶血)されると、骨髄は生産を速めるが、産生を上回るペースで破壊が進むと、溶血性貧血となる。
脾腫(脾臓の肥大)・赤血球の物理的損傷・赤血球に対する自己免疫反応・発作性夜間ヘモグロビン尿症・遺伝性球状赤血球症・遺伝性楕円赤血球症・G6PD欠損症・鎌状赤血球症・ヘモグロビンC病/SC病/E病・●サラセミア

鉄欠乏性貧血の症状

めまい・立ちくらみ・疲れやすい・体がだるい・顔色が悪い・唇の色が悪い・頭痛・頭が重い・耳鳴り・肩こり・動悸・息切れ・むくみ・舌炎・口角炎・爪がスプーン状に反る・氷食症などの異食症・集中力の低下・記憶力の低下 など。

各貧血の概要

鉄欠乏性貧血
鉄の不足で起こる貧血。食事中の鉄分が不足すると、鉄欠乏性貧血がおこります。特に、バターパンとコーヒー食、香辛料の多いインスタント食品、ドリンク剤癖、飲酒癖、偏食癖などは、鉄分量が低くなりがちになります。
巨赤芽球性貧血
ビタミンB12や葉酸の欠乏が主な原因で起こる貧血。巨赤芽球性貧血とは、赤芽球が正常より大型になり、それによって赤血球ができなくなり貧血を示す症状。ビタミン不足によるDNAの合成異常により起こり、ビタミン欠乏性貧血ともいわれています。
原因:ビタミンB12欠乏、葉酸欠乏、薬剤によるDNA合成障害、先天性異常。
鉄芽球性貧血
遺伝性の病気で,鉄が有っても使うことが出来ずに起こる貧血。
サラセミア
遺伝性の病気で,溶血性貧血。地中海地方に多いが、日本をはじめとする東アジアにもその病気の人がいる。小球性低色素性の貧血となるため、その鑑別(区別)には意外に苦労する。小球性低色素性の貧血 = 鉄欠乏性貧血と考えてしまいがち。そのため,本当はサラセミアであっても鉄欠乏性貧血と診断し、鉄欠乏性貧血の治療を行ってしまうことがあるが、サラセミアなら鉄剤では貧血は改善しません。
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